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4日間の岩手たび日記

ひさびさ陸前高田市広田町へ。
いい空気を、いっぱい吸い込んだ気がする。

まず、デンマークから日本に遊びに来ていた2人と、setのみんなと津波伝承館へ。

広田で暮らしてた頃にはなかった施設。たくさん人が来ていた。津波や、当時現場にいた人たちの状況が文字や写真や映像で知ることができて、少しでも前より知ることかできた。訪れてよかったと思う。
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少し休もう、とイートインできる場所があるお店にうつり、ひと息。座ってゆっくり、ほっとできた。
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夜ごはんは鍋をつついて、英語と日本語ごちゃまぜな食卓。みんなが自分なりに英語を話していて、それが伝わっていた。完璧じゃなくても声をだして、単語を並べれば、なんとなく伝わる。それぞれの好きなペースで会話を楽しんでるのが心地よかった。
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2日目
誘われたイベント会場に向かって車で2時間北上。
久しぶりの夜更かしが響いて眠ってしまった。そのあと元気だったのは眠っても、一緒に乗ってたみんなが何も言わずにいてくれたおかげ、ありがたい。笑

イベントは午後に行くことになり、午前中は見たいなーと思っていたすずめの戸締まりを見に行くことに。うれしっ!
そしてとってもとってもよかった...自然と涙がこぼれるような映画だった。もう一回観に行きたい。
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映画を見終わった後はみんなで散歩。通りがかった城跡のそばの池に亀と鯉がいた。みんなでぼーとみた。デンマークから来た2人に"木漏れ日!"と言ったら知ってくれてて、うれしかった。
映画館の近くでも別のイベントがあり、友達のシェアハウス仲間さんたちが珈琲とお団子を出していたのでみんなで遊びに。外で味わう珈琲も団子も、美味しかった。
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イベントは世界各国の人たちがそれぞれの国のブースを出していて、民族衣装をためしたり、クイズを出してくれたり、フードを楽しめたりするものだった。
行ったことある国もあった。ベトナムの花笠、懐かしいな、とか。モンゴルの草原、行った友達から話を聞いたり、写真を見せたりしてもらったな、とか。

行ったことない国のクイズを受けて、内容は正直覚えてないんだけど...知らない国の土地を歩いて、文化に触れて、人柄を感じて、そういうことはまたしたいなと思った。
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泊まらせてもらう友達の家までドライブ。車で語った。最近こんなこと感じてるんだよ〜てほろほろ話をしてくれる友達がいるって心強いし、応援したい気持ちになる。遠くにいるけれど、その遠い場所で見えてる景色を、少し近くで追体験してるような感覚。
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森の中のひっそりとした場所で暮らしている友達のおうちに到着。
絵本の中に出てきそうな、ファンタジックな空間で、時間の流れがゆっくりになった気がする。
おいしいご飯を振舞ってくれて、柔らかい灯りの中で時間を過ごさせてもらった。
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3日目
翌日、朝ごはんをいただいて(朝ごはんもとってもおいしかった...)温泉に浸かった。

広田に戻ってヒュッゲナイト。
折り紙の風船キャッチボールで笑いが止まらなくて、多人数でUNOして童心にかえった夜。
お世話になった場所で暮らす人たちにとっては日常の一部で、私にとっては旅行の一部で、でもその空気感に包まれてたら、広田の暮らしが日常だった頃に戻った気もした。
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会いたかった人たちと遊べたのも嬉しかったし、みんなが集まる場所に遊びに行ったら、約束してなかった人と思いがけず会えたり、オンラインでしか話してなかった友達とゆっくり話ができたり、全部、すごくいい時間だった。

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