ふらいぱんじいさん(小学校低学年男児に読み聞かせた絵本を紹介)No.177
神沢利子(著) あかね書房
フライパンがフライパンの役目を果たす事から逃げ出し、世界を旅して、自分の生き方を見つける話。
フライパンじいさん、家主に新しいフライパンを購入され、あまり使われなくなったので、世界に出ようとキッチンを飛び出します。道を歩いたり?色々と冒険を続けて、最後は自分の納得する居場所にたどり着き、「良かったね」とハッピーエンドなのですが、
新しいフライパンを買って来た=そろそろ寿命だった
と考えると、世界に飛び出して旅をするのは何も問題ないな、等と大人目線で考えてしまいました。
我が家にもフライパンがいくつかあ、ります。メインで使用しているもの、卵焼き専用のもの、鍋のセットに一緒に入っていたもの、鉄のフライパン。それぞれがそれぞれに得意分野があり、卵焼き専用は卵焼きに強く、鍋のセットに入っていたフライパンは一番大きいのでお好み焼きやホットケーキ作りに向いています。鉄は休みの日に目玉焼きを焼きたいし、メインで使っているフライパンは、普段の食事作りに使えて重宝しています。それぞれに居場所がある我が家のフライパンは、幸せなのかなーなどと考えてしまいました。
この本はフライパンじいさんだけですが、他のお話も入っている、
「神沢利子のおはなしの時間」という本だと、ミルクパンぼうや、はらぺこおなべ、というお話も出てきます。キッチン用品の色々なお話、こちらも参考にしてみてください。
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