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ふぶきのあした(小学1年生男児に読み聞かせた絵本を紹介)No.55

ふぶきのあした

木村裕一(著) 講談社

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「あらしのよるに」シリーズ第6作です。

No.54で紹介した「どしゃぶりのひに」で、仲間のヤギやオオカミと離れる事を決意した2頭は、土砂降りの中、川に飛び込みます。無事に生きていたら会おうと約束した2頭、無事に向こう岸にたどり着き、再会します。

再会を喜んだのもつかの間、オオカミの仲間がガブを追っている事を知り、遠くへ逃げ延びようとします。途中見つかりそうになったりしますが、何とか目指す遠くの山にたどり着きます。

しかし追っては迫って来ています。2頭は追手の存在に気が付いていますが、道を進みながらも2頭で一緒にいられる事をとても喜んでいます。

しかし雪山は吹雪が続き、2頭は空腹になり、そしてヤギはオオカミに比べて寒さに弱いため身体がどんどん弱ってきます。

ヤギのメイは「小屋で初めて会った時のように私を見つけて、食べて」とオオカミのガブに伝えます。ガブは「わかったよ」と言いつつも友達のメイは食べれません。ガブが山を歩いていると追手が迫って来ているのが見えて…


あらしのよるにシリーズが出た当時は、この6作目が最終巻だったそうですが、結末が結末だったので「まんげつのよるに」という7作目が出て、そちらで物語は終結、という事になっているそうです。結末が結末なだけに、読み聞かせを行っている大人も「えええっっっ」っと置いてけぼりになりますが(苦笑)、7作目があると知ってちょっとだけ安心しました。

子供に「これで終わりだってよ」と読み終わったところで伝えたら、

「まだ続きがあるんじゃない?」と言ってました。子供ながらにこれで終わりだとは納得できてないのかな?と感じました。子供もモヤモヤしたままですので、7作目を早く読もうと思っています(笑)。

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