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ダンゴウオの海(小学校中学年男子に読みきかせた本を紹介No.26)

ダンゴウオの海
鍵井靖章
フレーベル館

子供が「海の生き物」が好きなので
手に取った一冊。

単にダンゴウオの生態について
紹介されている本だと思ってました。

ダンゴウオが住んでいるのは、三陸。
撮影されたのは東日本大震災の後。

地震と津波で海に流され海底に辿り着いた、人間が使う様々な道具の横で
ダンゴウオが元気に育つ様子を描いたものです。

大人目線で言うと、ダンゴウオかわいいね、だけではない本です。
震災の復興は海の中でも進んでいます。
津波に持って行かれた、
海藻が生え、魚介類が少しづつ戻り
以前と同じとは言い切れないけど、
以前のように育っていく様子をみて
人は元気を貰えます。

子供目線で読む時は
「ダンゴウオ、可愛いね」で良いと思います。
(感性は人それぞれだと思うので)

ダンゴウオ、頑張れば自宅でも飼えるそうです…
熱帯魚とかそういった分野に知識がある方は
挑戦してみても良いかもしれません。
自宅でダンゴウオが見られたら、子供も喜ぶかも。
(我が家は面倒な事が苦手なので無理だな…)

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