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国技館に足を踏み入れて
先日私が受講していたアスリート専門カリキュラムA-mapの一期生で同期である元関脇・嘉風、現中村親方の断髪式に行ってまいりました。私にとっては初の国技館。感じるものがたくさんありました。今回は私の心に沁みた言葉を書きます。
記録より記憶に残る力士になる
いきなりですが皆さん。
めちゃくちゃかっこよくないですか??
親方が結果ばかりを気にして良い相撲が取れなくなった時に自分が土俵に立つ意味を見直したと言っていました。
自分のプレー(相撲の場合は取組かな)で周りを勇気づけたり励ましたりすることのできるアスリートやスポーツ選手。
なぜスポーツが周りから愛されるかを捉えているとても成熟した考えだと感じました。
スポーツは自分を表現できる場であります。
思う存分自分を土俵で表現する事、そしてその姿をお客さんの記憶に残す事。ランキング関係なく強さ関係なく全ての選手にできる事じゃないかな。
(現役の時に知りたかった、いや、まだ遅くはない笑)
人に応援される力士になる、応援される力士を育てる
スポーツ選手ってすごいみたいな印象がありますが、いやほんと一流の人とかすごいと思うのですが、彼らでさえも応援してくれる人が一人もいなければ成り立たない。
スポーツの構造上勝つだけではご飯を食べていくこともできない(スポーツが何か他の産業と掛け合わさって金銭も発生する)
そう考えると応援してくれる人を大切に思う心、そして周りの人を人として、そして選手として惹きつけることの大切さってぐっと増すのではないでしょうか。
そしてトークイベントでは、元横綱・稀勢の里 現二所ノ関親方も中村親方と同様後進の指導でも人に応援される力士を育てたいとおっしゃっていました。
なんか本当に言葉に力があるんですね。かっこよかったです。
与えられたものは石に刻み、与えたものは砂に刻め
そして最後にこの言葉。
「与えられたものは石に刻み、与えたものは砂に刻め」もしかしてもしかしたら子供がこの記事を読んでくれるかも?と期待を込めてわかりやすく言うと、人から与えられたもの、ことは忘れるな。そして人に与えたものは忘れろ。
ということです。
力士として育つ過程で、日本の心を大切にすること、人として成長すること、力士としての心意気を垣間見ることができた断髪式でした。
「最高の1日だった」
と話しながら国技館を出ました。
次回は友人連れて相撲を見にいき、また熱い気持ちで帰りたいと思います。
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