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発達障害グレーゾーンの人が海外でノマドワーカーになるためのおすすめ本⑥

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 今回は、緊急企画の記事でお知らせした本のうち『発達障害フリーランス 属さない働き方のすすめ』の紹介をします。


『発達障害フリーランス 属さない働き方のすすめ』
銀河 著 翔泳社

 この本は、発達障害の特性を考慮しつつフリーランスの仕事のやり方を解説している他にない特徴があります。

 この本の構成は以下の通りです。

第1章 フリーランスを知ろう
第2章 「得意」を見つけて、仕事につなげる方法
第3章 フリーランスになるための準備
第4章 フリーランスになろう
第5章 ありがちなトラブルと対処法
第6章 もっと愛されるフリーランスになろう!

 第1章では、フリーランスという働き方の魅力と注意点が述べられています。

 個人的には、「今の会社に特に不満を感じていないなら無理にフリーランスになる必要はない」という箇所はとても参考になりました。発達障害の人に限りませんが、会社勤めに満足できるのなら現状維持の方が良さそうです。

 第2章では、得意ジャンルの見つけ方が述べられており、失敗しても気にせずに次に行く事の大切さが書かれていました。

 第3章ではフリーランスの仕事の始め方について述べられており、最初は会社に勤めながら副業を始めるのがおすすめされていました。

 第4章ではフリーランスの具体的な仕事の進め方が書かれており、フリーランスが避けて通れない確定申告や税金の話がここで出てきます。

 この本では確定申告などがどうしても苦手ならプロに外注する方法がおすすめされていました。確かに無理に自分でやってトラブルになるよりは慣れている人に任せる方が安心です。

 第5章では、「仕事がない」「クライアントとの連絡が途切れた」などのよくあるトラブルから「お金の管理が下手」「忘れ物やなくし物が多い」などの発達障害の特性から来るトラブルまで幅広くトラブル対処法が説明されています。

 私としては、「クライアントとよい関係性を築くには?」というページで「無理に気に入られなくていい」と書かれていた事がかなり参考になりました。この考え方は会社勤めでも応用できそうです。

 第6章では、安定してフリーランスの仕事を続けるためにするべき事が述べられています。

 具体的には、「信頼感につながる身だしなみを整える」「個人として仕事をもらうためにスペシャリストとしてとがる」などです。

 感想としては、発達障害の人だけでなく会社勤めに悩んでいてフリーランスの仕事に興味がある人にもおすすめできるいい本だと思いました。

 今回で「発達障害グレーゾーンの人が海外でノマドワーカーになるためのおすすめ本紹介」は最終回です。

 発達障害グレーゾーンの人は現在の日本の雇用状況では上手く行っていない人が多いと思われるので、今回の連載で紹介した本を生きづらさ解消のために活かしてもらえたら、書いた者としてはとても嬉しいです。




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