見出し画像

これから何が起こっても、凌いでみせるという覚悟。

昨日、宮崎で地震が起きた時、僕は会社のミーティングルームにいた。
カタカタと小さな音から、徐々にガタガタと大きくなり大きく揺れ出した時に、思わずソファから飛び起きた。

でも、歩けないほどの揺れじゃない。

揺られながらすぐにデスクのある部屋の扉を開けると、スタッフがパソコンやモニターを落ちないように押さえていた。部屋をぐるっと見渡すが、とりあえずの被害は無さそうだった。

揺れがおさまった後にネットなどで情報を収集。宮崎県内の南部平野部は震度6弱と表記されていた。津波注意報も出たらしい。体感ではまだそこまで酷い状況じゃなかったが、本当の大変さを知ったのはこの後だった。

まず、道路の渋滞。
揺れが落ち着いた後、みんなが一斉に車に乗って移動をし始めたらしく、あちらこちらで渋滞が起こっていた。街中では、救急車のサイレンが絶えずどこかで聞こえていた。どうやら事故なども起こったらしい。地震後3時間ほど経って帰宅したが、渋滞はおさまっておらず、普段20分程の帰路に倍以上の時間がかかった。
本当に大きな地震が起こった時の移動手段は徒歩が一番なのかもしれないと学んだ。

そして、水の欠品。
地震後に会社のグループLINEで語られたのが、ドラッグストアやスーパーでの大行列。スーパーは臨時休業になるところもあった。そして、みんなが買い並んだのが、水。ミネラルウォーターの類いは、お店からあっという間に姿を消した。それは今日も続いており、帰りがけ寄ったスーパーでは、500mlも2Lも全ての種類の水が無くなっていた。現状で断水になっているわけではないので、そこまで焦る必要はないが、みんなが同じタイミングで同じ行動をとることの怖さを少し感じた。

「これから大きな地震が来るかもしれないし、来ないかもしれない」

各所で報じるニュースをざっくり要約すると、こんな感じだ。正直、不安しかない。でも、家のソファで地震を報じるニュースを見ながら、ふと思った。

奥さん、こども、飼い猫のまるお。
僕には守らないといけない家族がいる。

もう、不安がっている場合じゃない。
不安なら、それをひとつひとつ潰していくしか希望は見えない。地震が起きることを前提にして、どう凌ぐかを考える。今回の地震をきっかけに、僕は覚悟を決めた。

大きな地震?
受けて立とうじゃないか。

これから何が起こっても、凌いでみせる。
もう不安がるのはやめた。
今できる備えをして、迎え撃つ。

そのくらいの気持ちをもって、過ごすつもりでいる。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?