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脂じゃないのよ、お肉は

牛肉って、やっぱり美味しい。
そんな思いに駆られるようになったのは、最近とあるステーキハウスに行ったからだ。

30代後半の今、牛・豚・鶏の中で好きな肉を順位付けするとこうなる。

1位:鶏肉
2位:豚肉
3位:牛肉

10年前は全く逆の順位だったはずなのに、いつの間にか鶏肉が好きになっていた。
牛肉はA4やA5とランクが上がっていくほど、あまり食べられなくなっているのが現状だ。ランクが上がるほど良い肉とされるので、必然的に肉にある脂の量も多くなる。

これが、なかなかしんどいのだ。人によっては「ふた口くらいでいい」という声も聞くことがある。「ふた口」はさすがに言い過ぎかなとは思うが、似たような気持ちになることはある。

そんな中で出会った魅力的な肉。
それは経産牛。

経産牛とは、簡単に言えば「赤ちゃんを産んだことのある牛」のこと。
一般的には、経産牛は肉が固いと言われたりして流通の価格が下がっていたりする。昔は廃用牛なんてひどい呼ばれ方をされていたこともある。
要は「美味しくない」とレッテルを貼られていた。

ただ、牛肉に関してここ最近、脂至上主義の流れが変わってきつつある。巷では赤身ブームが到来しているのだ。

経産牛を時間をかけて再肥育すると、脂はあっさりとして食べやすく、噛んでいくとコクと深みのある肉になるらしい。

この経産牛の再肥育に力をいれていて、健康的で美味しい牛肉を食べさせてくれるお店に行った。
そこで食べたステーキがコチラ。

経産牛「八郷牛」ミスジのステーキ

ミスジという部位の肉だったのだが、とても美味しかった。全然固くなくて、脂っこくもない。今の自分が食べるのには、ピッタリな肉だと思った。

このおかげで、自分の中では今、空前の牛肉ブームが到来中だ。


(note更新258日目)


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