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あまざけ親子

昼頃に知り合いの先輩に連れられて、とあるコーヒー屋に入った。そこはコーヒーの豆を売っているお店で、サイドメニューでワッフルやクッキーなどが置いてあった。

「おやつでも買おっかな」と先輩はワッフルを手に取ってレジに持って行った。

ワッフルも美味しそうだなぁと思いながら、店内を見渡しているとある物に目が留まった。

あ!あまざけだ。

しかもまだ飲んだことのない品。
こう見えて僕は「あまざけ男子」。
詳しくはコチラ↓

コーヒー屋で、あまざけ。
メインで売られているコーヒー豆には一切目もくれず、あまざけ。
異色過ぎるチョイスなのは重々わかっているけれど、見つけてしまったので仕方ない。
手に取ってレジへ向かう。

「本当にあまざけ好きだねぇ」

先輩は呆れたように笑っていた。

そして、夜。
風呂上がりに、瓶の栓を開けてコップにあまざけを注ぐ。すると、6歳の息子がそれを見て言った。

「あ、あまざけだ。飲みたい!」

…え?飲みたいの?

「うん!」

明らかに僕の影響だろう。夜一人であまざけを飲む姿が印象的だったのか。

まぁ、いいか。
息子のコップを用意して、あまざけを注ぐ。

テーブルの上には、あまざけが注がれたコップが2つ並んでいる。大小で並んでいるのが、なんだか少し嬉しい。

2人一緒にゴクっと飲んでみた。

「おいしい?」

聞いてみると、息子は笑顔で頷く。

「おいしい」

親子で「さけ」を飲む日がこんなに早く訪れるとは!

…なんてバカなことを考えた金曜の夜。


(note更新374日目)

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