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18年前の雑誌

「あ、アレ読んだ?」
宮崎の街中のバーで、久しぶりに偶然会ったデザイナーの方に声をかけられた。

アレが何を指すのかすぐにピンときた。おそらく会社の同僚から1週間前くらいに「これ○○さんから渡しといてって言われたんだよね」と渡された雑誌のことだ。
もちろん、読みましたと答えた。

「良かったでしょ?アレは絶対愛甲が面白がるだろうなぁって思ってたんだよね」

そこまで色々考えてくれてたなんて、嬉しくなった。
ただ、本当に申し訳ない。
この時まだ一文字も読んでなかった。ごめんなさい。

改めてその雑誌を読んでみた。
その雑誌はかなり前に出版されていた編集会議。

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中身を読んでみたら、これがとても面白かった。

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最近、こんなに文字で埋まってる雑誌は見かけない。それが逆に面白くてすぐ読んでしまった。

でも表紙の写真やデザインの色使いが古いな〜、なんて思いながら出版された時期を見てみたら平成15年。つまり2003年。ちょうど大学生くらい。
そんなに昔のことに思えないのに、気が付けば18年も前のこと。
客観的に見て古いな〜なんて思ってた時代に、自分は大学生活を送っていたということに驚愕。

本人はそんな気持ちはしないのに、時は流れてるもんだな。でも、雑誌に載ってた文章の書き方は今も昔もあんまり変わらないみたいだ。


そういえば、少し昔に同じ編集会議に自分の記事が掲載されたことがあった。当時、編集ライター講座の福岡教室に通っていて、最優秀作品として選ばれたからだった。ほぼ誰も知らないプチ自慢。あれから約7年。改めて、あの時くらい真剣に文章に向き合いたい。そう思った。

色々思い出させてくれたデザイナーに感謝。今度会ったらちゃんと中身のことまでじっくり話しようと思った。

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