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ワーママ調整力「自分の性質と思考のタイプを知る」

\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。

自分や周りの人のことを知ることから始める

これから『調整力』についてお伝えしていこうと思うのですが、うわべの技だけを仕入れても、なかなか皆さん実行できないんですね。
なぜかと言うと、人と人との間のことなのでそれぞれの考え方に違いがあるということが大きく関係してくるからなんです。よくビジネス本で仕事術や、時間管理でも時間の調整の仕方など、たくさん世の中に出ていると思うのですが、実はその技だけを使っても、なかなか実行することができないのです。

なぜだと思いますか?
「長続きしないな・・」と、落ち込む方も多くいらっしゃいますが、そうではなく、実はそれぞれの個性、タイプというものがあるので、その思考のクセを知らないとうまくいかないのです。
なので、自分自身であったり、周りに関わる人の性格や思考のクセを知るということが、まず一番初めにすることとなります。

「考え方2分類」「価値観2分類」を知る

これは元々私が時間管理講座で教えていることなのですが、大きく2つに分けて考えます。
1つは「考え方2分類」です。考え方や思考のクセの2つのタイプを教えています。
もう1つは「価値観2分類」です。その人の性格そのものを、2つのタイプに分けます。
そして2分類×2分類で考えると、それぞれ組み合わせができるので、4つのタイプ分けができます。この個性タイプの違いによって、思考や行動がまったく異なってきますので、これを知ってこその調整となってきます。

いま私は、自分のことも家族のことも分かっていて、そこで本人たちが響くようなアプローチをして調整しています。また私は組織を束ねていますので、スタッフの子たちも、どうゆう個性なのか見ながら、その子に合った声かけをしたり、仕事や役割を振ったりして調整していっています。何か起きた時の対処の仕方ももちろん変わってくるんですね。

これを知る・知らないだと人生が大きく違ってきます。時間管理講座ですと、これを知っただけで大幅に生き方、生活の仕方が変わる、今まで悩んでいたことがすっかり解決するといった方が多くいらっしゃいました。

ひとりでは生きられないからこそ『調整力』

自己啓発が好きな方ってものすごく多くて、私自身も本を読んだり、音声ファイルを聞いたり、ブログを読んだり、色々調べたりと、知識はたくさんあるのですが、やはり本質が分かっていないとうわべの技だけでは人間は変われません。なのでまずは本質を知るということをやる。これは『調整力』というところでは絶対条件です。なぜなら物事を調整する時に、人に働きかけなければいけないことだらけなんですよね。

たとえば人がひとりで住んでいて、誰の力も借りずに生きていくなら自分だけの予定を調整すればいいことになるので、よく本で読むような技や考え方を、手帳など用いて調整していけばいいです。
じゃあなぜ皆さんが悩むのか、というと他人が自分の思い通りにはいかないというところがまず始まりなんです。何かを調整する時に必ずその調整先に相手がいるんですよね。

皆さんも想像できませんか?
まず家庭内だと、ご主人との調整があったり、子どもも特に小学生以降はその子の性格がかなり強く出てきますから、ママの思うようになんて全くいかないです。でも子どもは脳がまだ幼いですから、本当の本質の性格で動いています。大人になってくると、本質はこうだけどうわべはこう、といったことが出てきますが、子どもは完全に本質そのままで動いているんですね。なのですごく分かりやすいです。
またお仕事を休まなくてはいけないといった時も、必ず現場の人との調整が出てきます。あと近所の人に何か頼まなくてはいけないだとか、親戚にも頼まなくてはいけないだとか。

いかに人を巻き込めるかが鍵🔑

ママって残念ながら基本的にはひとりでは生きていけないんですよね。必ずいろんな人の助けがないと生きていけません。逆に言うと、人の助けをいかに借りれるかが、ママが幸せに生きていける鍵になります。やはり子育てというのは、ひとりでは限界なんですね。私はワンオペ育児もしていますが、夫の単身赴任の時ほど夫の助けが得られないだけですから、いかに周りの人を巻き込むかを意識していました。むしろ単身赴任になったことで、いろんな人の巻き込み方が分かった気がします。

どうしてもいまの日本のママは、ひとりでやらなくちゃという性質が強いんですよね。実際に地域の人との関りが少なかったり、親が近くに住んでいないからそうなってしまう。でもその中でいかに巻き込める人を増やすか、というのも鍵になってきます。
そのたびに「どうやって伝えようかな」とモヤモヤしたり、調整はできてもその後嫌な思いをしても意味がないですし、最高の状態で相手の人に動いて欲しいですよね。そうしたら自分自身もっともっと楽になるわけです。

家庭内とかでも何か揉めごとがあったりすると思いますが、元々性質を知っていれば、揉めごとを起こさないように予防もできるんですね。いちいちこちらがガミガミ言わなくても、家族が喜んで、進んで動いてくれると楽ですよね。なので自分を知ることと、周りの人のタイプを知るというのはすごく大事になります。

4つのタイプを知って、自分を見つめ直す

今日は、考え方2分類と価値観2分類というお話をしました。
次回からそれぞれの分類について、詳しくお話していきたいと思いますが、先に分類名だけお伝えしておきます。

考え方2分類 「ゴール追求型」と「フレキシブル型」
価値観2分類 「自分軸」「他人軸」

ご自身が、考え方と価値観それぞれどちらのタイプで、掛け合わせると結果どのタイプになるか。今の話ですと、ゴール追求型の自分軸もいれば、ゴール追求型の他人軸もいます。フレキシブル型の自分軸もいれば、フレキシブル型の他人軸もいます。4つに分かれますが、本当に顕著に違いがあります。特に他人のタイプを知るのも大事ですが、まずは自分自身。

まず全部のタイプの話を聞いて、じぶんはどっちかな?と分析して頂きたいと思います。よく診断チェックシートみたいなものがありますよね。あれって分かりやすいんですが、実は自分の深堀りってあまりできないんですね。とりあえず問題に答えたらこの結果なんだ、で終わってしまうので、本当は日頃自分ってどうしているかなって見ていくのが一番大事なんです。
なので私はあえてこれをチェックシートにはしていません。時間管理講座でもまずこういったタイプがありますよ、というお話をしています。そこから自分を見つめ直して頂きたいです。そうすると自分のクセもすごく見えてきます。

人って必ず陥るミス、こうしなければもっとうまくいったのにとハマってしまうポイントがあるんですが、そこが思考のクセによるところが大きいので、それを知るだけで劇的に時間の使い方や調整の仕方が変わっていきます。時間管理講座でも「自分てこうゆうタイプだったんですね」「だからこうやっちゃってたんですね」「一番ここに悩んでたんです」というママの声を多く聞きました。

ママというのは、独身の頃に比べて本当にいろんな人との関りで生活が成り立っていますので、やはりさまざまな場面で調整をしていかなければならない。
対人関係で自分や周りの人のタイプを知ること、時間や物事の進め方のクセを知ること。この2つは本当に知ってほしいなと思っています。

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