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たったひとりいきなりの田舎移住ストーリー⑨

おばちゃんのアート作品 「にょう」

柵を作るために、草だらけの耕作放棄地では
背丈ほどに伸びた草をたくさん刈ったので
茅の葉がたっぷり放置されていました。

それを見た近所のおばちゃんが、これは昔は乾かして春になる前の時期に
畑に鋤きこんで 肥料にしたんだよと言って
面白いもの見せてあげるよ!
そう言って、何かを作り始めました。

私がこの集落にきて、最初に会ったおばちゃんが「なっちゃん」

初めまして!と挨拶したら、あなたはなんて名前?と私に、
私はアイコです。と答えると
私は「なっちゃん!」と元気に笑顔で答えてくれたのが出会い。

なっちゃんには、出会ってから
たくさんのことを教えてもらったり、畑で育ったお野菜をいただいたりと
今もずっとお世話になりっぱなしの人生の先輩!

このなっちゃんは、年齢を聞いたら驚くほど
身体能力が高くてびっくりするくらいに活動的!
なっちゃんは自分で育てたお野菜を食べるのが一番好きで
食事が基本的にとても健康的、お味噌ももちろん自家製で
なんでもお味噌で食べるのが一番好きというところが
健康で若くいられる秘訣だと私的には分析しています。

常に体も動かしていて、集落の坂のある道を「歩け歩けだよ」と
いつもワーキングしたりと健康意識もとても高いのです。

さあ、なっちゃんの「にょう」作りレポート

なっちゃんが大きな「にょう」を作り始めたところ、80オーバーとは思えない、見た目も動きもアラ7〜
どんどんと茅の小さな束を更に束ねる作業
もう一人、ご近所さんが未経験だから一緒に作ってみたいと参加
刈った草がたくさんあるからと2つの「にょう」が秋の畑アートのようにそびえ立つ
出来た!!完成!!!

本当にみんなが「あれなに?」っていうくらい
目立っていました。

こんな昔ながらの生活の知恵がアートになる!
田舎の秋の芸術祭とか開催したら面白いかも!!

最後はアーティストのなっちゃんとご近所さんと記念撮影

「にょう」は冬の間に、やぎたちが少しづつ食べて
やぎのおやつとして活躍!
春には、形が壊れ その後はだんだん土に戻って行きました。

なっちゃんやご近所の先輩方からは、まだまだ教えていただかなくてはいけない昔からの生きる知恵がいっぱい!

色々継承していくこと大切だなととてもとても思いました。

ということで、また次回に続く




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