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1日4時間の労働を対価に寝床と食事を頂く。Work away@オーストリア(海外遊学Day120)


こんにちは。
おもちです。

大学4回生のとき1年休学して、
約10ヶ月で29か国を訪れた
当時の日記です。

特技も取柄も特になく平凡ポジティブな私のひとりごと。
読んでくれると嬉しいです。

2015年8月24日(月)

海外遊学がはじまって4か月が経過。

本日ワークアウェイデビュー!


ワークアウェイとは


ホストは、 北オーストリアにあるドッグホテル。

Google翻訳を最大に駆使して並べたつたない英文アプローチに

快諾してくれたエラさんは、

私の勝手な想像で、若い男性だと思い込んでいた。

待ち合わせ場所の駅まで迎えにきてくれたのは、年配の女性だった。

盛大に真逆。

北オーストリアの田舎町、Gmundに到着しました。すきです。←第一印象

待ち合わせの駅


さあ。ドッグホテルでの2週間の滞在で、もっぱら猫派のおもちの“猫派”はくつがえるのか!!

乞うご期待!!(どっちでもいい)

ここでの最初のワークは薪割り。

地味なことでも長く続けていると、何か悟る。

有機農業ワークキャンプでの草取りのときも悟ったな(笑)

今日、薪割り中に悟ったこと。

木を、斧で真っ二つに割ることを、何かの課題を成し遂げることと関連付けよう。

斧の先がささったまま、何度か振りかぶってもなかなか割れない。

ひとつつけた割れ目に固執してしまうからだ。

ここで、一度斧を薪から離して、また振り下ろす。

すると、ちがう割れ目とつながって、パコーンっと気持ちよく割ることができた。

ほんの少しの成果に固執してしまうことは、

目的達成までに逆に遠回りしてしまうことにもなる。

逆に、かじりかじりでも、あらゆる面からつついていけば、

結果として大きな達成までの近道になることもある。

大切なことは、薪を2つに割るという「目的」を見失わないこと。

ひとつの手技に固執することで、過程を目的に見間違えてしまう危険性を、

薪割りから学んだのであった。(ようわからん説明やな)

今日は完全に、職業「木こり」だった。

木こりなんて、グリム童話でしかこんにちはしたことない。

ヨーロッパでは、いまだに薪ストーブが主流だから、庭に薪を積んでいる家ばかり。(田舎だけかも)

1日中、斧をふりかぶって薪を割るなんて、初めて。てか薪割り自体初めて。

我ながら、初めてのわりにはセンスあったと思う。(根拠のない自己肯定感)


おもちの1日仕事

自然が相手だと、うまくいかないこともいくことも、結局は自分の責任だということがすっと腑に落ちる。

人と接するなかで、ストレスだと感じることの理由には

相手を変えたくなったり(変えられると思ったり)、

常に自分のことを棚にあげていたりする面がある。

どうしても、自分の中だけにある「ふつう」を相手に押し付けてしまう。

全人類が持ち合わせている「ふつう」などは、存在しないわけで。

勝手に期待することで、ストレスを自分で発生させてることに無自覚なのはしんどい。

だから、自然と向き合うことって、自分の中の均衡を保ってくれるようで、とても意義のある時間だと思う。

ホストのエラさんも、エラさんの友達のアンドレアさんも、めちゃくちゃいい人。

お外でランチ


犬のネリックスもプードゥもアコウもピクセルもルーシーもめちゃかわいい。

ネリックス

Good!はドイツ語で スーパー!
ホスト二人の口癖でもあるけど、“スーパー”なことがたくさん起きて楽しいなぁ。

明日も絶対穏やかで良い日になると思う。

海外遊学Day120