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歯周病学会レポ 1日目~午後の部~インプラント周囲炎

こんにちはぁ🌞
今日もクリニックのおやすみを頂いて、第65回日本春季歯周病学会に参加してます。

今回はハイブリッド開催ですので、現地参加だけでなく、後にオンデマンド配信があります。

午前のシンポジウムを聴講してから、メインのA会場に移動して、総会、評議会、表彰式と出席しました。

総会前の会場

私はPTAを小 、中学校で運営側にいたので、
委任状を提出の期間を逆算して会費の決算、予算案の作成や、活動報告、計画書に資料作り、それまでに時期役員の候補者を選出したりと苦労したので、今となっては懐かしいです。

総会の司会進行してもらうところなども総会の決まり、形は全く同じです。

今まで委任状提出で済ませていましたが、
会の活動報告や計画、それに伴う費用、運営役員の選出など内容も聴けますし、総会は今後もできる限り参加したいと思います!

その後、ミキティーと待ち合わせをしました。
ランチをしに会場の外へ。
ちょうどオンデマンドで「ちむどんどん」観ていたので、🌴🌺✈沖縄料理屋さんへ。
🍍☆.。.:*・🍍☆.。.:*・🍍

ゴーヤチャンプルー

15:00~ シンポジウムII

「インプラント周囲炎のクロニクルと展望」

3部構成

・エビデンスからみたクロニクル

インプラント周囲炎の発症率の診断基準が、世界的に統一されてなく、具体的なポケットの深さは定義付けられず、最終補綴装着後のそのインプラントのベースラインより、比較する。

インプラント周囲粘膜炎、インプラント周囲炎の診断基準として

  1. プロービング時の出血の有無(プロービング圧は0.25Nで、圧かけないように注意⚠BOP偽陽性で誤診になるため)

  2. X線画像での骨吸収の有無

  3. 他…触った時に角化(硬くしっかりしている)してなく、可動粘膜(ぶよっとしてやわらかい)である場合は良くない。

炎症と骨吸収で判断します。
粘膜炎、周囲炎共に出血は有。
粘膜炎の場合は骨吸収なし、周囲炎の場合骨吸収が有です。

一口腔単位でも複数インプラントが埋入されているケースでは、
周囲炎を発症したインプラントと健康を保ったままのインプラントがあるので周囲炎を発症した原因の追求が必要です。

様々なケースごとに、何が原因か考えて、原因により対応が変わります。

・非外科、外科対応を考える

2部、3部は主に様々なインプラント周囲炎の症例で学びます。(私が印象に残ったケース)

・周囲炎を起こしたインプラントの隣在歯🦷が原因だった例。

インプラントの隣在歯🦷が、破折した、perなどの感染がある、コンタクトにう窩があってプラークリテンションファクターになっているなどがあり、隣在歯🦷の問題を解決した結果、インプラント周囲炎から健康な状態ヘと組織が回復したケース。

・アバットメントと、上部補綴を繋ぐ部分にセメントが溢れ漏れ出てる例。

一度上部補綴 、アバットメントを外しセメントを除去します。
その後、周囲組織も健康に回復し、大きな処置に至らないケース。


インプラント周囲炎の処置のSTEP

STEP1:上部外さないで装着したまま非外科
 (STEP1効かない場合)
↓↓↓
STEP2:上部を外して非外科
(STEP2が効かない場合)
↓↓↓
STEP3:外科処置

です。

いずれにせよ早期発見がまず大切です。
対応は早い方が良いということ、インプラントの場合は、炎症細胞浸潤層が骨まで波及してしまうため。とくに縁下のラフ サーフェスまで炎症が進むと厄介です。

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