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2017年ヨーロッパ旅の記録〜オスロ音楽週間①

"2017年7月24日〜9月18日まで ヨーロッパ8カ国を旅した記録"

9月2日
ノルウェーに到着し、何人かの人とコンタクトを取った。この日は東京で知り合った、オスロ在住の日本人ピアニストと会う。かわいい女の人がカラフルなドーナツを売りにくる、素敵なカフェへ連れていってもらう。こちらでの生活のことや、お互いの活動のことをたくさん話す。そのあと、王立音楽院の中を見学させてもらう。フィンランド同様、学校の中へ入るのもセキュリティが厳しい。

現代アート美術館へ行く。Tori Wranesというノルウェー人アーティストの展示だった。とても面白い。ブリュッセルでもそうだったが、ヨーロッパの現代アートは特に若い女性アーティストが際立っているような気がする。過去と未来を同期するような鮮烈なアートに刺激を受ける。

9月3日
朝、海沿いやお城などを歩く。天気がよく気持ちいい。オスロはいつでも曇っている印象だが、晴天の日のオスロはそれはそれは光が美しい。
何かコンサートが聴きたくて調べたら、Rikssecenenというところでヴァイオリンのコンサートがあるらしかった。ノルウェー語のウェブサイトだったのでよくわからず行ったら、子供向けのワークショップだった。しかしそのワークショップを指導していたのが、Lajla StorliとJohn Ole Morkenというフィドル奏者のご夫婦だった。ノルウェーにはHardanger fiddleという伝統的な楽器がある。楽器に美しい装飾が施され、弦の内側に共鳴弦の張られた、特別なヴァイオリンだ。とても気さくな良いご夫婦で、私が日本から来たピアニストだと話すと、いろいろと教えてくれ、もしBergenに行くことがあったらこの人に会うといいよと、有名なフィドル奏者の連絡先を教えてくれた。しかも、きちんと先方に話を通してくれて、なんていい人たちなのだろうと、ここでも感動した。間違って行ってよかった。

ひょんなことで東京で友達になったOdd Andreと再会。彼が営んでいる教室でピアノの練習をさせてもらえることになった。地下鉄の駅で降りて、丘の上にある黄色いかわいいおうちが教室だった。ここに子供たちがジャズを学びに彼の元へやってくる。少し練習させてもらい、Odd Andreと食事に出かける。
Åkebergveien通りにあるBrutusというノルウェー料理の店に連れて行ってもらった。彼は美食家で、日本に来たときも日本食と日本酒を楽しんでいた。このお店の料理はとてもカラフルで変わっていて美味しかった。ワインも美味しかった。良い夜を過ごす。
Ikaの家まではさほど遠くなかったので、歩いて帰った。

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