微睡み

あなたのTシャツの中に潜り込むあたしを、

犬みたいだって、あなたは笑う。

膝枕で聴く、あなたのおしゃべりと、自販機の缶コーヒー

耳元で名前を呼ばれると、溶けてしまいそうだった。

強く、強く、抱きしめて、壊してくれたらいい。

大好きだよと言ってしまうと、あなたが何処かに行きそうで、

不安だからまた潜り込んで、あなたを笑わせる。