マガジンのカバー画像

まいにち

365
日記みたいなもの
運営しているクリエイター

2018年6月の記事一覧

梅酒と天麩羅と、少しだけの非日常

梅酒と天麩羅と、少しだけの非日常

渋谷の雑踏に負けてしまわないように、声を上げて会話をする。少しのお酒と、美味しいご飯。
そして、好きなものの話を説明したり気を遣ったりすることがあまりなく、できてしまう。

人と人との関係って、年齢とかバックグラウンドとかを飛び越えて、結びつくときは結びつくんだなと思う夜。
わたしは、誰かとつながることが楽しいし、趣味の話ができること、一緒にいろんな場所に行こうと誘えることが嬉しい。

会ってみな

もっとみる

雨の東京

雨の降る東京に戻ってきた。飛行機に乗るときは、心のなかで小さく祈る。無事、着陸。

今回の帰省は、今までとは少し違う意味合いになったと感じている。高校、大学、社会人生活4年目と時間を過ごして、もう母や父の知らない私になってしまったような気がした。彼らの世界で、私は生きづらい。なんだかすごく寂しいことのように思えてしまったけれど、事実として、そう感じた。

生きること、歳をとること、どうやって死ぬか

もっとみる
握手をすること

握手をすること

私はひとりの時間を大事にしていたのだと、改めて気付かされた。
一人暮らしに慣れていたけれど、二人暮らしの時間も長くて、それでもほとんどストレスを感じてこなかったが、実家に帰省している今、ひとりの時間がないことや、見たくもないテレビがついていること、些細なことに敏感になってしまっている。

こんなに繊細だったっけ、と思いながらも、適度な距離感があったほうが良い関係を築けていけるのかもしれないと直感的

もっとみる
いつか暮らしてみたい街

いつか暮らしてみたい街

次、住むならどこがいいかな。
東京に来てから、最初は配属先が決まるまでホテル暮らしで、そこから明大前でシェアハウス、配属先の近くで一人暮らしというか半同棲、その最寄駅で二人暮らし、そして、静かな東京の西の方でまた一人暮らし。

沿線はあまり大きく変わらないけれど、いろいろな街を転々としてきたな。混み合った22時前の小田急線に乗りながら、あと1年くらいしたらまた引越したいなと妄想をする。

花屋さん

もっとみる

湿った夏の始まり

関東が梅雨入りしたというニュースが流れてきた。南向きの窓が大きい部屋からは、ぽつぽつと雨の音が聞こえてきて、曇りだけれど明るい。

今年、20周年を迎えるアーティストのアルバムが発売されて、昨日手に入れて一日聴いていた。明後日には、会える。夢みたいだ。

先日友人と、アーティストを応援するのは、お金を使うことがいちばんだという話になった。好きな人たちにこれからもずっと活動し続けてもらうためには、シ

もっとみる
切れてしまった鎖

切れてしまった鎖

日曜日、着替えて走って渋谷へ向かった。日本酒のテイスティングで、自分に合うオノマトペのお酒を教えてくれるという”未来日本酒店”のPOP UP STOREのようなものだった。10種類のお酒を飲んで、おつまみとグラスで出されたあまり飲んだことのない日本酒をたのしむ。気付けば、深い話になった。2次会は、混み合うファミレスでとりとめのない話が弾んだ。

来て、と久々に弱っている彼から連絡があった。帰り道、

もっとみる

行かなかった夜店

今朝、ぱっと目が覚めたらいつも家を出る時間の5分前だった。ぎゃーと叫んだ瞬間冷静にそろばんをはじいて、顔を洗ってメイクをして着替えて、ものの10分以内で準備をしてダッシュで駅に向かった。
最近、ついつい夜更かししてしまう。昨日の夜も、買い物をたくさんして、散らかってしまった部屋のなかをなんとか片付けて、それから少し本を読んでいたら深夜1時になってた。



いつもは、私がSOSを出してばかりだけ

もっとみる