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梅酒と天麩羅と、少しだけの非日常

渋谷の雑踏に負けてしまわないように、声を上げて会話をする。少しのお酒と、美味しいご飯。
そして、好きなものの話を説明したり気を遣ったりすることがあまりなく、できてしまう。

人と人との関係って、年齢とかバックグラウンドとかを飛び越えて、結びつくときは結びつくんだなと思う夜。
わたしは、誰かとつながることが楽しいし、趣味の話ができること、一緒にいろんな場所に行こうと誘えることが嬉しい。

会ってみないと、話してみないと、画面の中ではわからないことだらけだ。対面したときの自分の直感は割と頼りになる気がするけれど。

何が好きで、何が嫌いで、どういうふうに生きてきて、今なにを考えていて、何が楽しくて、何が苦しいのか、そんなことを全く交わることのなかったかもしれない人と出会えて、話しているとき、不思議な気持ちになる。そういう出逢いを大事にしたいと思う。

SNSってすごいな、そして好きなものがあるっていう一点で繋がれる時代に感謝したい。

ふと、今朝電車の中で読み終えた、花田菜々子さんの「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」を思い出す。
わたし、たぶん、男とか女とかそういうところでなくて、人間的な出逢いを求めているのかもしれない。
そのためには、今のままの自分ではきっとだめなのだ。変わらなければならないと焦る気持ちもある。同時に、最近は今の自分の好きなところも増えてきた。

終電を待ちながら、雨が上がって少し肌寒いホームで、これを書いている。
あ、電車がきた。じゃあまた、

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