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合気道とは遮断力 その1

1.公私分別の難しさ

スマートフォンの普及で世の中はガラリと変化しましたよね。

私が小学生の頃は、友達と遊ぶとなると

連絡網で家の自宅に電話していましたからね(笑)

それで、遊んで別れた後は、学校で再開するって感じでしたけど、

今ではスマホ1つあれば常時、友達と繋がる事ができます。

それどころか、会った事の無い人とインターネットで繋がるのが

今や常識になってます。

大きな変化で言うとテレワークなんかも生活様式を大きく変えました。

物理的な移動を伴わずに、自宅で仕事ができる様になったんですから、
これも大きな変化ですよ。

物理的かつ心理的な境界線がどんどんと曖昧になって来てるのが昨今の流れかなーなんて見てます。

ですけど、その一方で負の側面もあると思うんですよ。

ついつい、携帯を見て友達の投稿を確認しちゃったり、

無意識にその人の投稿と自分を重ねて優劣を感じてしまったり。

テレワークも同じですよね。自宅でやると気持ちの切替ができないとか、

逆に過集中で夜遅くまでやってしまうなんて人もいますよね。

利便性を享受している一方で、それに疲れてしまっている人がいるのも

また、一つ事実なのかなと思います。

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2.ストレスフルな現代

科学技術が発達して人々の暮らしが豊かになったことは

疑いの余地がないと思います。

しかし、人々が幸せになったかというとそこは個人的には懐疑的です。

幸せの定義はもちろん人それぞれですが、

換言すれば生き生きしてる人が増えたでしょうか?

そう言われると、うーん?って感じがしませんか?(笑)

世の中は便利になってるはずなのに、

残業時間は一向に減らないし(少なくとも私の職場は)

精神的に参ってしまう人は後を耐えないし、

何か疲労感が漂ってる人が多い印象を受けます。

その原因はもちろん1つではありません。

色々な複合的な理由があるんだと思います。

ただ、私はこういった現象が起きる理由の1つに

公私の境界が曖昧になったことが挙げられると思います。

誰にいいねされた、誰にフォローされた、幾つ低評価がある等々

ボーダーレスに近付くにつれて、我々は常に誰かを捌き捌かれる時代です。

誰かと比較して劣等感に苛まれたり、優越感に浸ったりと、

外に対して非常に鋭敏になっているのが現代人の特徴だと思います。

とは言え、現代人の生活はもはやスマホ無しでは成り立ちません。

ですから、純粋にスマホを棄てようとか言えないですよね(笑)

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3.令和の時代こそ遮断力が必要

遮断力の定義は、

情報を意図的に遮断する力です。

見たくない情報は無視して、棄てる勇気が必要です。

誹謗中傷や不安を煽るようなニュースなどなど

情報過多の現代ではピックアップする情報も気を付ける必要があります。

なぜなら、その情報が自分のメンタルに多大な影響を及ぼすからです。

とは言え、自分の意志で取捨選択をコントロールできる様な

情報だけじゃないですよね。

例えば、誰かに悪口を言われたとか、職場で上司に八つ当たりされたとか

そういった事象は個人の努力だけで防ぐのは無理ですよね(笑)

自分の周りで起こってしまった、

不都合な事実も時に遮断する力が重要なんです。

つまり、いつまでもズルズル引きずらないということです。

当然、私も生きてれば嫌なことなんて普通に起きますが、

大体、寝たら忘れてます(笑)

しかし、元々、そうだったかというと真逆です。

いつまでも、ネチネチと心の中で悩んだり自責を繰り返していました。

そんな私が変貌できたのは間違いなく、この遮断力を身に着けた結果です。

では、この遮断力とは一体、合気道と何の繋がりがあるのか?

と言うと、それは次回にじっくり解説させていただきます(笑)


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