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1000ミリ定規

100㎝でもなく1mでもなく、1000mmの定規を作る必要があります。

いや、結局、全部長さは同じじゃんと突っ込みが入りそうですが、論点はそこではありません。

ミリ単位で刻まれた定規を作る必要があるということですね。

これは武道を行う上で、それくらいの精密さが必要という意味です。

動作が荒いと相手に直ぐに悟られてしまいます。

加えて、自分自身が精密な動きができません。

荒い動きというのは換言すれば誰でも簡単にできてしまう動作です。

普通の人が気にしないレベルまで、自分の動きを細分化して細心の注意を払うことで新しい発見が生まれてきます。

そして、その気付きが生まれた時には、いかに今までの自分の動きが荒かったかが分かってくるかと思います。

かく言う僕自身もそうでした。

最近、自分自身の動きの荒さに気付き、自分が想像していたよりも100分の1単位で動きを細分化するように意識し始めました。

そうすると、今までいかに自分が荒い動きをしていたのか痛感したんですね。

注意深く自分の動きを観察し細分化していくことで、相手に気付かれないような動きをすることができます。

加えて、自分の動きを正確に把握できるようになるので、感情に支配されて力づくでやろうという意思も自然と消えていくわけですね。


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