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ついついの正体

ついつい、やってしまうことってありますよね?

ついつい、力が入ってしまう。

ついつい、相手を意識してしまう。

この、ついついに直面した時は自己観察をするチャンスです。

なぜ、このついついが起きてしまうのか?

という観点から自己観察をすると突破口が見えます。

例えば、相手に持たれた場合、

ついつい、力が入ってしまうのであれば、

なぜ?と自問自答してしまいます。

一概に力が入ると言っても、その原因は十人十色です。

・相手を自分の思い通りにしたいという支配欲から来る力み
・どうしたら良いか分からないパニックからくる力み
・考えすぎて膠着することによる力み

そして、この力みの原因は
自分の性格や育って来た環境に大きく影響を受けています。

意外とこれは根深いんですね。

例えば、私の場合、集団の前でやらされると
緊張しやすいタイプでした。

なので、集団の前で恥をかかされるという恐怖から来る力みでした。

だいたい、ガチガチに力んでるので、人前でやらされるときは十中八九失敗してましたね(笑)

そこで、何で自分は力むんだろう?と自己分析したら原因が分かったんですね。

その原因を深堀して、
なぜ、集団の前で緊張するのか?という問に入るんです。

そうすると、自分の性格や過去にどんなことがあって、
それがどのようにして、今の自分に影響を及ぼしているのかが分かります。

因みに、今は集団の前でやっても以前ほど緊張はしません。

別に人前で失敗しても恥ではないし、
正直誰も覚えてなんかいないからです(笑)

こうして、力む原因を特定して、
それに対して考え方を変えれば処方箋は直ぐに出せます。

とは言え、長く自分の中に根付いてる思考の習慣は、

更新するのに少し時間がかかります。

しかし、それも数の問題です。

数稽古をこなしていけば、自分の意識を書き換えることも可能です。

このようにして、自己対話を通じて、かつそれを実践的に改善することが出来るのが武道の優位性だと思っています。


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