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何も気にしないで生きていけたら楽なんだけどね、。


人間って、あれもこれも考えますよね。

人間関係の事、仕事の事、自分の将来の事、お金の事、、、(もちろん大事!)
生きてる意味は何だとか、なんで死ぬのかとか、死んだ後のことまでも。

そんな事まで考えるのは人間だけではないでしょうか。

こんなのぜーんぶ考えなくても良いのなら、
随分と楽でしょうね。
(そんな訳にはいかないのは重々承知。)

人によっては考え過ぎてしんどくなってしまうもいる。

考え過ぎは、確かに良くない。

しかし考え無いのも、良くない。

難しいですよね、バランス。

そのバランスがその人の個性を作っていますし、それぞれに良い所があるので一概には言えません。

しかし、、、

「皆が考えなくてはいけないんじゃないかな。」
「考えるだけじゃなくて、
行動にまで移す必要があるんじゃないかな。」

そう思わせてくれたのが、タイトル写真にありますアート作品。

こちらはニューヨークのユニオンスクエアにあります、元々は20年以上、1日の24時間の残り時間をカウントダウンしていた『メトロノーム(Metronome)』と題されたパブリックアート作品。

それが今年の9月19日に、

「この期限内にガチでどうにかしないと、
ほんまにどうしようも出来なくなるで。
後戻り出来なくなるで。」

という、温暖化によって地球が深刻な状況に陥り、取り返しがつかないことになってしまうまでのタイムリミットを警告するカウントダウンになりました。

取り返しがつかなくなる前に、温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロン)の排出量削減に人類が使える時間。


人が多く集まる場で、誰もが目を向けてしまうところに地球のタイムリミットを可視化したこのアート。
前回の記事「アートって何やねん」でお話させて頂きましたアートの種類のうちの、
<作者の思考: 作者の考えや、問題提起、新たな視点。>
にあてはまります。

”①作者の思考
「哲学/政治/社会問題/科学/常識とされている事など」に関する、
「作者の思考/意見/常識を覆す新たな見解など」を表現して、
観る人に何かしらの影響を与えるアートと言えます。
~中略~
・壮大なテーマや解決が難しい/見過ごされてしまっている問題を、一般の人にも響くように分かりやすく伝わるようにしてくれていたり、
・逆に当たり前と思われている事に新たな視点/切り口を入れて、人々の可能性を拡げてくれていたりするのです。”

記事より抜粋。


私も環境/地球が非常に危ないのは承知しており、ゴミの分別や不必要な電気は使わない等をしてはいますが、どことなくまだ先の話というか、まだまだ意識がそこまで強くなかったと思います。

そんな時にこの「気候時計」作品を見て、

「グッッッΣ(゚Д゚)!!!」

と、直観的にきました。

そして、
・凍える程クーラーを、半袖になるほど暖房をつけまくり、
・食べきれもしないのにオーダーしまくって持ち帰り用の容器に入れてもらいまくり、要らなければ捨てる、
・ゴミ箱自体が分別されていない

アメリカ社会。(アメリカ人に限らず、アメリカに住んでいる人。)

そりゃあ何にも考えなくて済むなら、
分別イチイチしなくても良いなら、
食べきれないって分かってても食べてみたいもの全部頼んで、要らなかったら捨てるか持ち帰るかしても良い話なら、

その方が楽よ!!!もちろん!!

でも、そうじゃないんですよね。

環境問題ってのは私達の問題。

少しで良いから、皆考えて自分の出来る範囲で行動に移していくべきなのではないかと思い、

またそう思わせてくれたのもアートだったので、改めてアートの力って偉大だなと思い、筆を取らせて頂きました。

この「気候時計」アートを見て私がもっと関心を持ったように、拙いですが私のこの文章を読んで、環境問題に更に関心を持つ人が1人でもいればとても幸せです。

本日はこれにて失礼致します。

いつもありがとうございます☆

良い一日をお過ごしください!

Aika.



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