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言葉の裏側に

「殺してほしい」

核心を突く鋭いナイフを当てられたようだった。こんなにも攻撃的な言葉を向けられたのは初めてで、どんな風に返していいのか分からない。

「殺すことはできません」

失笑を浮かべて苦し紛れの言葉・・・最低の言葉だった。
その言葉の裏にある「助けて」を蔑ろにした。

このNOTEで言葉の大事さ、重みを知っていた。それなのに
いざ、自分の声から発する言葉にはこれっぽっちの重みをもたずただ自分を守るためのものしか生まれてこない。思っていることの数%しか言語化できない、そのおかげで大分人生を粗末にしてきた。大好きな人には素直な思いを言葉に出来ず嫌われて、大切な友達には突き放すような事を言ってしまう。

1つの言葉で誰かを掬うこともできれば、どん底に突き落とすこともできる

そんな見えない武器を私たちは生まれた時から備えている。

出来れば、掬う言葉を使っていきたい。今まで散々心ない言葉で傷つけられた、だからこそ私は簡単に「その気持ちわかります」とは言いたくない。人の傷には10人居れば10人分の心の傷がある。それを分かりますの5文字で片づけてしまうのはあまりに薄情な気がする。ただ聞いてもらいたい、心の叫びを、知ってほしい自分の苦しみを。頷きながらそばに寄り添ってくれる存在があるだけで不安だった心は安心に変わっていく。

殺してほしい

は孤独なんだ。素直に言えないから衝撃的な言葉で叫ぶしかない。
不器用なその人を私は抱きしめることしかできなかった。

みんな不器用で不完全
それでいいんだ
まわりの人と補い合って
1つになれればいい
私もあなたも
何かが欠けてて
凸凹だけど
プラマイゼロだから
いいんだ
完璧な人間なんていない
隣の芝生が青く見えるだけ

他人とではなく、比べるのは過去の自分。
昨日よりも今日、今日よりも明日自分を高めていけばいい

書きながら自分で自分を慰めています(笑)

おかしいよね

最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!