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心を抱きしめて

感情を文章にする

それは簡単なようでとても難しかった。
形のない空気みたいなものは見た角度によって変わっていく。私の目にはどの様に映っているのか?

誰かには私色の言葉がゆりかごみたいな心地のいい音色になっているかもしれない。反対にナイフの様に触れば痛みを伴う凶器になっているかもしれない。受け取り方は千差万別だった。

文章を書きたい

そう思う時は決まって黒い心に覆われている時。職場のあの人にまた意地悪されたとか、誰にも認められない不甲斐なさとか、パートナーと上手く行ってない時とか。途中でパソコンを打つ手が止まる”こんなものなど世に出していいのか”ちっぽけな自尊心を晒して、歪んだ顔が液晶から零れ落ちていく。

わかってほしかった、私を
知ってほしかった、思いを

最初は、吐き出せるだけでよかったのに。今ではなくてはならないものになりつつあるNOTEの中の自分、ここでは背伸びせずにありのままの自分でいられる。どんな私でも受け入れて、励ましてくれて、自分の事の様に感じ取ってくれる・・・居心地が良くて気を許せる場所だった。
今日も胸の奥が揺さぶられた気持ちを文章にする。今まで立ち止まる事もなかった微かな変化に目を向けられるようになった。いつも思いを形にする事を考えていた。がむしゃらに白い画面に黒い文字を並べる、作家でもない私は文章の構成や起承転結などなくまとまりのない文章。それでも形になった時は我が子の様に愛おしい。

大切な思い出を言葉にしたためる、悲しい過去を文章にする。忘れてはいけない思いを形にする。私のNOTEはそんなようなものだ。1つ1つの作品がかけがえのない宝物だった。


今日で、NOTEをはじめて1年経過した。

何もかもを失ってこれからどうしたらいいのか明日が見えない私には救いだったNOTE。
言葉を紡いでいる時だけは生きていると実感できた。
かけがえのない仲間が出来た
同じ境遇を文章を通して知り、同志と呼べる存在もできた
前よりも優しい気持ちで現実に迎えるようになり復職できた
先の見えない未来に灯りがともり、しっかりと歩けるようになった
この1年で思いを受け止める強さが備わった

明日から、新しい1年―――
先のことは分からない。だけど今の気持ちを大事に自信を持って毎日を歩いていけたらなと思う。悲しさも苦しみも怒りも嬉しさも自分の言葉で語りたい。そして、貴方とも文字を通して”心の対話”をしていきたい。

思いをこもった文字には力がある
生きる勇気が生まれる
未来を信じることが出来る
私がわたしらしくいられる


これからも大好きな言葉たちと共に走っていこう

貴方と一緒に



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