見出し画像

いつでも「あの時」の気持ちを

幸せと同じくらい不安が襲う。
情緒不安定になると、いつも良くない現実を思い浮かべてしまう。

もしも、別の人生を歩むことになったら
もし、思いが違っていたなら

たくさんの「if」を並べていると不安が不信に変わっていく。子供のいない私たちにとっての別れは容易いものだった。私が「別れよう」と言えば、あの人は「分かった」というのだろう、想像できるから恐ろしい。結婚しても片思いのままみたい。

自分でもわからない  私らしくない
追いかけるほどつらいのに

居心地のいい隣はすぐそこにあるのに、とても遠く感じる事がある。楽しい時間が時に悲しい瞬間になる。感情がぐちゃぐちゃになって、もはや意思がどこにあるのか分からない。
”こんなに切なく、苦しくなるのなら恋なんてしなきゃよかった”
頭の中であきらめる選択を何度しただろう。想いときつさが比例していく。
最初は好きだけだった。少しでも近づきたいだけだった。
付き合うようになって、嬉しかった。数えきれないほどの夜を過ごして、一緒にいる時間が当たり前になって、相手もそうだと感じられた。願いがひとつ叶うと次から次へと"こうしたい"が浮かんできて、私はつくづく欲深い人間なんだと気づいた。

彼女になって、奥さんになってそれでも埋まらない何かがある。手を伸ばしても届かない位置にあの人はいる。

あなただけあなただけなの 他の誰にも
満たされないこの心
どうしてもどうしても失いたくない
好きだから…好きだから…


どうしようもなく不安になる時は、原点に戻ることにしている。そもそも不安になるのは自分の気持ちに自信がないから。他人の気持ちを知るなんてこと魔法使いじゃない限り無理な話。あの人の気持ちがどうとかじゃなく、私の想いはどうなのかが大事。少しの事で揺らぐ程度のものだったのか?
かえのきく相手だったのか?

好きだから不安になる
好きだから辛くなる

でも、好きだから頑張れる


同じくらいのサイクルで不安になり、それでもやっぱり好きなんだなと再確認する過程を繰り返している。うんざりするけど、これが私だ。
何回繰り返しても「好きだから」と思える人に出会えたことにもありがたいと思う。


不安になるといつもこの曲を聞く。片想いの心情を綴る歌詞に切ないメロディがやけに心地よい。まるで自分のことを言ってるのかとリンクする言葉がたくさん詰まっている。この曲を聞くと好きになった原点に戻り、そのままでいいんだと思える。

私はいつまでも追いかける愛を選んだ。その先は荊の道かもしれない。現実今も苦しい思いをしているし、大事に思っているのは独りよがりなのかもとしょっちゅう不安になる。それでも続けていく理由はこの曲の歌詞にもある
"他の誰にも 満たされないこの心"
なんだと思う。


〜推しの曲〜

最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!