オンライン留学について

こんにちは!井上愛です。

今回はタイトルの通りオンライン留学とその学びについて書きます。

1.オンラインで留学します

みなさんもご存じのとおり、新型コロナウイルス拡大の影響は全世界で各方面に広がっていますよね。私もその影響を受けたうちの一人です。

本来であれば、今年の夏からアメリカ留学に行く予定でしたが、コロナの影響で2020年秋学期の授業が全てオンラインでの実施となり、現時点でアメリカ国外にいる学生は渡米できないことになりました。

オリンピックは延期されたし他にも様々なイベントが中止になっていたので、もしかしたら私も...と覚悟はしていたつもりでしたが、いざ決定が下された時はショックで泣きました(笑)

ということで、私の留学生活は日本にいながら現地の授業をリモートで受ける”オンライン留学”という形でスタートを切ることになりました。

海外プログラムのオンライン授業は以前から行われているので、システムとしては何も新しいことではないのですが、やはり行ったこともない大学の会ったこともない教授の授業を母国語以外で受けるというのは不安ですね(しかも機械系が苦手)。

こうなってくるともはや、現地に行くことなのか、海外大学の単位を取ることなのか、”留学”の定義が曖昧になる気がしますがとりあえず”オンライン留学”と名付けることにします。


2.実体験から得られるもの

オンライン留学をすることが決まったものの、やはり現地に行くことの方が留学の意義として大きな部分を占めるのではないかという考えが私の中にはありました。

留学に行く目的や動機は人それぞれ違うと思うので、一概に何が正しいとか価値があるかとかは決められないですが、あくまでも私はそう思ったのです。

知らない国に一人で降り立つときのなんとも言えない緊張感、現地で味わうカルチャーショック、その土地独特の気候や雰囲気、自らがマイノリティーになる経験など。

※行ったことないのであくまでも全部想像です。

早く現地に行きたいなあとぼんやり考えていましたが、オンライン留学の準備をする中で、こっちも悪くないかもと思えた出来事があったのでここにアウトプットします。


3.無自覚に意識している情報

オンライン留学のために、学生ページから授業を登録したりアドバイザーに連絡をとったりして着々と準備を進めていました。

学生ページの中には、今年から入学する留学生専用のページがあって、そこにお互いの出身国や専攻を紹介し合うなどフリーチャットができるシステムがあります。オンライン上で事前につながっておくことで、実際にキャンパスに来た時に円滑にコミュニティが作れるようにということです。

みんなの自己紹介を見て、この子は同じ専攻だ!とか趣味が似ている子はいないかなあと眺めていたのですが、肝心の”名前”の読み方(発音)がみんな難しいんです。みんなそれぞれの国での名前を英語表記にすると分かりづらくなるのかなあなんて考えながら、それと同時に、これじゃあ名前から男か女かが分からなくて不便だなあと感じている自分に気づいたのです。

無自覚に性別という情報を意識している・必要としている自分に気づきました。


4.学びは自分の中から生み出すもの

仮にこの学生ページに性別が記載されていたら、仮に名前を知る前に実際に会って顔を合わせていたら、上記のような気づきは生まれなかったのかもしれません。

性別を知ったところで「この人は女性だから仲良くしよう」といった直接的な区別はしないと思いますが、どこかで”性別”という情報が相手を判断する要因の一つになっている可能性がある、という発見。

個人的にはジェンダー問題とか男女格差とかに興味があるのですが、そういうことを訴える前に、まず自分の中にある無自覚の意識をどんどん掘り起こしていかなければいけないなと思いました。


ただ今回このnoteで言いたいのはジェンダーの話ではなくて、

「学びは自分の中から生み出すもの」だということです。

留学は現地に行くことに意味があると思っていた私ですが、そうでなくても学びは自分で見いだせるんだと気づくことができました。

留学に限ったことではないと思いますが、どちらかが絶対いいというような100-0の話ではなくて、自分次第でどっちも・どれも意義あるものになるよ、ということ。

こういった考えを自分のなかで大切に持っておきたいです。


今回のnoteは以上になります。

文章のフィードバックや内容に関する意見をいただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!







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