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高校野球の監督になるために教員になり、「鬼軍曹」として恐れられた教師が、AIFA代表と出会い、激しく変化したストーリー(前編)

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高校野球の監督になるために学校に入り、その後「鬼軍曹」として恐れられた教師が、AIFA代表と出会い、激しく変化したストーリーの紹介。今は、ココロの色をベースに、社会課題解決に向けた人材育成に携わっていくことを決意した成長ストーリー。

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プロフィール

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林丈嗣(はやしひろし)さん
近畿大学附属高等学校教員/AIFAプラクティショナー(https://www.ai-fa.org/practitioners) 
1979年生まれ。大阪府羽曳野市出身、関西学院大学卒業、近畿大学付属高等学校の教諭に就任。近畿大学付属高等学校・中学校の高大一貫教育部主任であり、ゴルフ部の監督、洋弓部の部長もつとめる。7年前、近畿大学付属高等学校が全生徒にタブレットを導入したことをきっかけに、新たな授業を模索していたところ、教頭先生の紹介で教育コンサルタントのAIFA代表樋栄ひかる氏と出会い、新たな教育の可能性を見出す。

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AIFA代表樋栄ひかる氏(ひかるちゃん)との出会いは?

インタビュアー:AIFA代表と出会ったきっかけについて教えてください。

林丈嗣さん:当時、近畿大学で、附属高校出身者の退学率や留年率の高さが問題視されていました。目的意識を明確にする「学び方」の方法を模索しており、全生徒へのタブレット導入やプレゼンテーション技法の習得など新たな「学び方」への取り組みが始まりました。そんな中、教頭がひかるちゃんに内部進学者への入学前教育を依頼したことが始まりですね。

AIFA代表と出会う前は?そもそもなぜ高校教員に?

インタビュアー:そもそも教員を目指した理由は何だったんですか?

林丈嗣さん:学生時代は野球しか知りませんでした。それで、「先生になって野球部の監督になろう」って思ったのが、教員を目指したきっかけですね。

インタビュアー:その後、近畿大学附属高等学校の教員になられたのですね。

林丈嗣さん:はい。近畿大学附属高校で教員をしながら野球部のコーチをさせていただいてました。その時は学校で「鬼軍曹」として生徒指導部部やグランドでバリバリやってました。その後、人事異動で野球から離れ、進路指導部にいたときに、ひかるちゃんに出会いました。


入学前教育の授業の第一印象は、「何だ、コレ」

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インタビュアー:教頭先生がひかるちゃんに内部進学者への入学前教育を依頼したということですが、そういった学校の動きについてどのように感じられましたか?

林丈嗣さん:自分の教育観とか、先生としてどういう生徒を育成したいかとか、当時そんなことを考えていなかったのが本音です。ただ、当時の現状には違和感は持っていました。内部進学するシステムの中で、偏差値を上げさせるための模試対策をやっていて「これ意味あるの?」みたいなことは感じていましたね。

インタビュアー:わだかまりのようなものがあったのですか?

林丈嗣さん:そうですね。野球から離れていたのが一番大きくて、「おもしろくないな」と感じていました。また、今まで培ってきたものから、違うステージで教育という枠組みについて考えることは、私にとって非常に大きいことでした。そんな時に、タブレットとひかるちゃんが同時に来た感じです。

インタビュアー:ひかるちゃんと初めて会った時の印象を教えてください。

林丈嗣さん:初めの印象としては、「何だ、コレ」でした。「何がしたいの?」と。拍手回しや高校生への接し方など、方向性に対して着地点が見えなかった。絶対に「答え」も言わないですしね。(笑)

インタビュアー:答えが分からないことに対して拒絶感はなかったのですか?

林丈嗣さん:拒絶感はなかったです。彼女の持って生まれたものなのか、私たちの姿勢に対してもYes,Andしてくれている感じがあり、わからないけど心地よかったですね。

インタビュアー:当時、どのくらい関わっていたのですか。

林丈嗣さん:ひかるちゃんには、内部進学が決定した約500名(約70名×7クラス)に、入学前教育をしていただきました。私は、自分の授業がない時は、進路指導部にいた関係もあり、彼女の授業に参加していました。

インタビュアー:授業を受けるなかで、変化がありましたか。

林丈嗣さん:生徒が一日で変化していく様子を「すげー」と感じながら参加していました。自分の授業でも、プレゼンテーションの仕方やフィードバックの仕方を真似しました。生徒の発表に対して、決して否定せずフィードバックをサラッとする感じをパクらせてもらいました

インタビュアー:何故真似をしようと思いましたか?

林丈嗣さん:学校に元々ある、「こうあるべき」みたいな感じをなんとなくこなしている日々だったので、生徒の変化を目の当たりにして、自分も生徒を変化させたいと思いました。またそのことが新しい形と感じました。(続く)


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