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将来フリーランスで英語を使ったビジネスをするために、今やるべきこと

今日は、TOEIC900点台の方からの英文事務のお仕事への転職相談へのお答えをシェアさせていただきます。

自分の大きな目標は、将来的に(5年後)、
翻訳やライターの仕事をフリーランスでやることです。

その実現のために、今の仕事で英語を使う機会がないため
英語を使う職に一度転職するのはどうか、と
転職コンサルタントの方に言われました。

私が直近で秘書課にいたことなど
職務経歴のアピールポイントを踏まえ、かつ求人が多いということで
英文秘書の仕事を紹介していただきました。
ちなみに翻訳の仕事は経験や実績がないと難しいとのことでした。

だけど、英文秘書の仕事に挑戦してもいいのか…悩みます。

TOEICの点数は900点超えていますが、
正直ビジネスで使える力はないと思います。

苦労するのは目に見えていますし、
翻訳のスクールに入ったほうがてっとり早いのでは…?

という気がしています。

今後フリーランスで英語を使ったビジネスをするならば、
実務経験はあったほうがいいのでしょうか?

その紹介された英文秘書の仕事の内容が、どれほどのレベルの英語をどの程度使う機会があるか、確認する必要があるとは思います。

納得いく仕事内容であれば、私は英語を使う仕事への転職を100%お勧めします!

地方在住など、地理的な事情で英語を使う仕事がない、年齢や英語力の問題で英語転職が難しい人が多い中、転職コンサルタントにそのような提案をしてもらえるあなたは、とても恵まれていると思います。

別に、ビジネス英語って特別なものではないし、ものすごく難しいわけではありません。TOEIC900点台をお持ちなら、あとは実践と慣れだと思いますよ。

で、「英文秘書」という名前の仕事であっても、翻訳に近い業務もおそらく含まれると思います。翻訳の実務経験も身につくのではないでしょうか。

苦労するのは目に見えていますし、

→大いに苦労したらいいと思います。じゃないと、仕事で使える英語なんて身につかないですから。TOEIC900点台のあなたに足りないのは、勉強じゃなく、実践だと思います。

翻訳学校での勉強も、もちろんそれなりに厳しいでしょうけど、実際に仕事を通じて積める経験とは天と地ほどの違いがあります。

「わからない、どうしよう」
「ほんとに困った・・・大ピンチ!!」
「迷惑かけてごめんなさい・・・」
「大恥かいた・・・死にたい・・・」
「一体どうしたらいいんだろう・・・」

そういう修羅場をたくさんくぐり抜けてこそ、仕事で使える英語力が磨かれていきます。


翻訳のスクールに入ったほうがてっとり早いのでは…?

→スクールに通うことが、5年後にフリーランスで英語を使うビジネスをするという目標のために「てっとり早い」とは限りません。もちろん、翻訳スクールを経てトライアルに合格することは、翻訳の仕事をゲットする近道ではありますが・・・

今のお仕事を続けながら翻訳の通信講座などを受講するより、勤務時間(たとえ一部でも)が英語を使う時間に変わるなら、その方がいいと私は思います。「実務経験者」になれる、せっかくのチャンスです。

現場で苦労するのが、仕事で使える英語力を身につけるのに一番「てっとり早い」です。私自身の経験から言っても間違いないです。

私は、コミュニティ内で翻訳チームを組んで、翻訳の指導をしながらお仕事を任せていたことがありました。そのチームの全員、実務翻訳は未経験経験でしたが、その後フルタイムの社内翻訳に採用されたり、トライアルに合格した人が何人も出ました。

「どんな勉強より、翻訳の通信講座より、実際に翻訳をさせてもらったことが一番役に立ちました」と、多くのメンバーに言っていただきました。

今後フリーランスで英語を使ったビジネスをするならば、
実務経験はあったほうがいいのでしょうか?

→厳しい言い方で大変申し訳ありませんが、実務経験がないのに、会社という後ろ盾もないのに、相手の信頼を得ることなんて、ほぼ無理だと思いませんか・・・?

(※翻訳に限って言うなら、未経験でもトライアルに合格すれば、それが信頼にはなります)


ちょっと、たとえ話をしてみますね。あなたが、レストランのオーナーだったとします。調理師のポジションに、以下の2人の応募がありました。

1.レストランで調理師として働いた経験があります!
2.料理教室で勉強した経験があります!

あなたは、どっちの人を雇いたいでしょうか。

二人の人柄や技術に問題がなければ、どちらの人材がより価値があるか、明らかではないでしょうか?

むしろ、2番の人材が選ばれることは、よっぽど1番の人材より飛び抜けた価値がなければ難しいでしょう。


転職コンサルタントさんがおっしゃるように、「実務経験がないと翻訳の仕事はゲットするのが難しい」のは、なぜでしょうか。

簡単に言うと「実務経験がない人は、多くの場合、使いものにならないから」です。私も、そう転職コンサルタントに言われて悔し泣きした経験があります。(苦笑)

詳しくは、こちらの本館ブログに書いています。↓


翻訳の仕事に転職するにせよ、フリーランスで起業するにせよ、大事なのは、さっさと「翻訳実務未経験者」を卒業することです。

この記事が参考になるかもしれません。↓


以上をふまえて、私は、英語を使う仕事に転職して、苦労しながら英語の実務経験を積み重ね、かつ同時並行で翻訳の勉強をやるのが一番いいと思います。

頑張ってくださいね。応援しています。


※英語を使う仕事については、メール講座でもお話ししています。ご興味があれば、登録してみてください(無料です)。後ほど案内のあるコミュニティに参加された方は、スカイプでのご相談もしていただけます。
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