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じゅねっちのぶろぐ

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踊り子・相田樹音の日記やお知らせなど
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2020年6月の記事一覧

指人形

花房観音さんの指人形を読みました。

ひとつ、ひとつが珠玉のエロス。艶やかな世界に鳥肌がたちました。

爽快な話もあり、気分がよかったです。(^-^ゞ

お香や生花など高尚な和の文化や、京都のお寺、町並み、祭り、着物、など粋なて~まが並びます。

伽羅が匂いたち、燈籠に灯りが灯され、汗の匂い、花のさく様、散る様、色鮮やかな営みたち。

生き生きと書かれている官能世界。
やっぱり好きです。

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おしらせ

おしらせ

みえかちゃん、菜央こりんのコミック『女の子のためのストリップ 劇場入門』にエッセイを載せていただけるそうです。(^-^ゞ 7*20にち発売(^-^ゞ

なおこりんさんは、大和や上野でよくお逢いする可愛らしい素敵なデザイナーさん、漫画家さんです。

おどりこさんの イラストをスタンプかあどに掲載したり、舞台、踊り子の漫画を連載したり、すずりで~ストリップお姉さん~というロゴのシャツやばっぐなどデザイ

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一分間だけ

一分間だけ

原田マハさんの~一分間だけ~を読んで泣きました。

とめどなく涙が溢れて仕方ない。

飼い犬が癌になり亡くなるまでを 詳細に情感たっぷりに書かれている。

ヒロインはファッション誌の敏腕編集者。

取材で巡りあえたゴ~ルデンレトリ~バ~のリラは生後三ヶ月で殺処分間近。

忍びなくて家族に迎えた。が、 キャリアとの 多忙な日々についリラの死を願ってしまう。
家族に迎えて六年目のリラは末期の癌に。

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楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス

原田マハさんの楽園のカンヴァスを読んで深く感動しました。(^-^ゞ

美術史のプロフェッショナルであるマハさんにしか書けない深き美術愛に満ちたミステリーです。

読み終えて~東京国立近代美術館~にアンリ.ルソ~をみにゆきたくなりました。 (^-^ゞ

ルソ~への不偏の愛を貫く研究者と学芸員と伝説のコレクタ~がルソ~の最高名作を通して絡まってゆく優美な物語。

登場人物が魅力的なのは勿論のこと、不滅

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原田マハさん。

原田マハさん。

~本日は、お日柄もよく~を読みました。

マハさん、はじめてです。

院内で買いました。(^-^ゞ たまたま、なんとなくの出会いでしたが、感動しすぎて涙が止まらず(・・;)

ぱっとしない、地味なOLが幼馴染みのあつしくんの結婚式で、来賓の鈴木社長のあまりにも退屈眠いスピーチに晴れ着でス~プ皿に顔を突っ込んだ人生最悪のアクシデントから始まります。(^-^ゞ

最悪なそのひ、宴もたけなわの披露宴会

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メイビー19

メイビー19

新井みえかちゃん、21にちから大和です。トップとのこと。盛り上げ役、がんばります!とのこと。頼もしいですね。(^-^ゞ
そこでお知らせです。
雑誌「Maybe!vol.19」(小学館)に、カラーでみえかちゃんのインタビューが載ってます。ストリップの話もしています。大和駅前のレトロな路地で撮影してもらった写真だそうです。
同じ号に、漫画家のまんきつさんによる漫画も載っていて、そこにも書店員ストリッパ

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広告

広告

おはようございます。☔

広告見つけました(^-^ゞ
茜さんの文庫新刊『人形たちの白昼夢』、紫乃さんの『ホテルローヤル』映画化が載っていました。(^.^)

明るく過ごしています(^-^ゞ前進あるのみ。楽しくリハビリをしています(^-^ゞ

じゅね

情人

情人

花房観音さんの情人を読みました。(^-^ゞ

神戸震災~東北震災に絡めて男女間の機敏を書いた衝撃作。

胸にずしんと来ました。 (・・;)

震災時の詳細な景色。

死ぬかもしれないと思ったときの女の情欲。
女を大切にできない男。
妻を許さない夫。

妻を許し自由にした夫。

欲望を後悔という言葉にかえ、娘に憎まれ蔑まれる母。

だらしない引きこもりの兄。
最後には立派に農業ボランティアを

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森の家

森の家

千早茜さんの森の家を読みました。

青緑の湖が美しく怪しくかかれていました。

いきたくなる(^-^ゞ

はじめは血の繋がりの不確かな家族たちが、やがては紆余曲折を経て絆の強い家族になってゆくだろう物語。(^-^ゞ

駄目すぎる不器用な三人が 暗く寄り添う暮らしから、すこしづつ葛藤を繰返し、感情をぶつけ合えるようになってゆく。

まりも君と、みりさんと翔平さん。 感情をうまく表にだせないのは、それ

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家族じまい

桜木紫乃さんの新刊~家族じまい~読みました。

こころにしみるよい作品でした。(^-^ゞ

最後のプリンを食べるところ。
じいんと来ました。

紫乃さんならではの言い回し。
言葉の運びが好きです。

船でのサックスを演奏する場面での老夫婦とのやりとり。

登美子の女将との会話。

乃理の複雑なこころもち。

智代と父親、母親との関係。

忘れてゆくサトミの周りで家族が奔走する。

子供に還って

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家族じまい

家族じまい

待っていた、桜木紫乃さんの新刊、家族じまい。 きょうから、読みます。(^-^ゞ わくわく。

花房観音さんの情け人。 3*11の男と女。

こちらも楽しみです。 (^-^ゞ
文芸からしあわせをたくさんいただいてます。(^-^ゞ

しあわせ過ぎる日々。

上野にみえかちゃん。

不忍池の蓮。

亀、鯉、 白鷺、葵、紫陽花。

初夏の風。

ちいさなしあわせがたくさんころがっています。(^-^ゞ

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紫乃さんより

紫乃さんより

樹音さん、そして劇場ふぁんのみなさんの、 優しい言葉、とても励みになります。 いつもありがとうございます。 人生で大切なことはすべて小屋で学びました。 ぎりぎりで踏ん張りきることも、 踊り子さんに習いました。 ステージの上に数え切れない物語があるように、 客席にもたくさんの物語があります。 いつも必ず、どこかで踊っているひとがいることが、 わたしの心のよりどころです。 今日も客席にたくさんの物語が

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秘めゆりを読み終えて。

花房観音さんの本日発売の新刊秘めゆり。

限りなく美しい日本の和歌と男と女。女と女の愛のかたち。

桃花と小百合の熱い恋に引き込まれました。

詳細に繊細に書き込まれた濡れ場が好きです。

花房官能は上質で読みごたえがある。

和歌と物語。 こんなにも美しい匂いたつ小説がかつてあったでしょうか。

梅の香や萩の香り。
桃の花の匂いと女たちの甘い芳香がしてきそう。

脳がとろけるような官能世界に独

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ディラン🎵

すみません。どうでもいいハナシなのですが、かのノーベル文学賞をも授賞したボブ・ディランが1985年に発表した「タイトコネクション・インマイハート」という曲のプロモーションビデオに、いまはなき新宿モダンアートの映像がちょこっとだけとりあげられています。
ディランの唄とともに全世界に、日本のストリップ劇場の映像が流れていたことは、我が国の文化人類学的見地からしても重要な事実であると☺
このプロモは、幸

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