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どんな衣装で撮りますか?

グラフィックデザイナー&フォトグラファーの秦泉寺学(じんぜんじまなぶ)です。
今日は撮影の際に何を着て撮ったらいいか?みなさんとても悩みますよね。僕の妻は藤原歌劇団に所属するオペラ歌手なんですが、その関係もあって演奏家さんのプロフィール写真を撮る機会も多くいただきます。
士業の皆さんは主にスーツでの撮影が多いかと思いますが、スーツも濃い色とグレーや、ネクタイも印象の違うものをぜひ数本お持ちになってください。女性も色味の違うスーツ、下にカットソーで着るスタイルかブラウスで着るスタイルかも印象が変わってくると思います。
自分がいいと思う洋服と写真に撮ったときに映えるものが意外と違うものであることがよくあります。大胆にただの黒いシャツやカットソーだけみたいな写真も意外に面白いかもしれませんよ。

今回は実際に演奏家さんの写真を使って色の違いを感じてみてください。

妻のプロフィール写真です。黒いドレスと赤いドレス。
まずはドレスの色、そしてネックレスの有無。
黒いドレスの方が若く感じませんか?そしてネックレスがないので縦のラインが出て痩せてみえる。
でも赤いドレスの方がおおらかな優しい雰囲気が出ていませんか?
僕は赤いドレスの方が好きです。でも妻は黒いドレスの方が気に入って黒いドレスの写真をメインで使っています。

妻の同僚こちらはバリトン歌手の平岡基さん。白いタキシードと黒いタキシード。
口を閉じて微笑む笑顔と歯を見せて笑っている笑顔。
これも随分印象が違うと思います。
平岡さんはご自身で音楽企画などもたくさん手がけている方なのですが、その時の演奏内容で写真を使い分けてくださっています。そしてさすがはオペラ歌手、こちらが注文することなくいろんな表情を次から次へと。平岡さんの手がける舞台は本当面白いのでぜひご都合つきましたら足を運んで見てください。
↓平岡さんのページです。

ぜひ撮影に挑む際には自分がどんな印象をお客様に与えたいのか、誠実さ?力強さ?優しさ?安心感?
イメージを持って撮影に挑まれてください。でも、現場でこっちの方が良さそう!と思ったらぜひ柔軟に対応してみてくださいね。

アイカム グラフィック&フォト

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