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目論見を持って行動するということ

今年も僕の所属する銀座店には、3名の新卒生が入社し、新しい風を吹かせてくれている。
まだ、直接的に何か指導をしたりしているわけではないのだが、どうやら今年のメンバーは優秀らしく、練習に携わったスタッフが口を揃えて「飲み込みが早い」と言っていた。彼ら新卒生の並々ならぬ覚悟と、意識で仕事に向き合っているのが、ヒシヒシと伝わっているのも、「飲み込みが早い」理由の一つなのだと思う。
 
さて、このブログをうちの新卒生達が読むか読まないかは別として、是非仕事の中で意識して欲しいことがある。
それは『もくろみを持って働く』ということ。

『もくろみ』とは何かを成す為に計画を持つということ。
悪い言い方をすれば企むこと。

例えば『シャンプーで一番上手いとお墨付きをもらう』という計画を立てるとして、その為には、どうすれば一番上手いといわれるのかを自分ゴトとしてとらえ、行動する
その行動の中で、言葉には出さなくても『目論む』

いわば、どうすれば3人の中で1番上手いと言わせられるかの「作戦」だ。

例えば、毎日指摘された内容をノートに書く事は誰でも出来るし、やっている。
でもその内容をもう一度まとめて書き出し、何故出来なかったのか、どうすれば出来るようになるのかの仮説を立てて自分の中で検証する

それを、さも当たり前かのように、当日みてくれる先輩に差し出して、「自分なりに出来なかった部分の改善策を考えてきたので、みて頂けますでしょうか?」と伝える。

それだけで、いい印象を与える事ができる。

本質は、ずば抜けて上手くなる事が1番なのは他ならないが、それだけの思考と、目論見を持って何かに取り組むだけで、表面的ではない立体的な行動を起こす事で、深くまでいく事が出来る。

そして、常に意識した方がいい事は、

僕達美容師には2種類のタイプがいて、
『自分ゴトとして働く人』
と、
「業務的に働く人』

何か、出来ない事、理解できない事がでてきたとき
「環境のせいにする」「他人のせいにする」
自分はあくまでも悪くないと解釈してしまう人と、

「何故上手くいかなかったのだろう。
もっと何をすれば良かったのだろう。」
きちんとまずは自分に矢印を向けて最善をさがすことをする
大袈裟に聞こえるかもしれないが、予想も出来ないような大災害が来ようが、どんなに自分が悪くない事故がおきようが、それでもそれに責任を持ってなんとかする。という覚悟があったほうが、結局のところ自分の『もくろみ』に対してコントロールがしやすくなる。

シャンプーが上手くならないのは先輩が教えるのが下手くそだから。

営業中にモノを頼まれて場所が把握できていないのは入社してすぐだから。

そんな思考ではなく、
先輩が伝えようとしている意図を汲み取れていない自分はまだ知識が足りていないからだ。
だから、知識をもっと入れてみよう。

ものの場所なわからないから、場所を全て書いた地図をつくって常に持ち歩こう。

とか。

すべてに対処法はきっと必ずあって、それを必ず自分ゴトとして捉え、まずはどんなに小さな事でも『何か出来る事はなかったのか』をかんがえる。

そして常にもくろみを持ち仕事にはげむ事で、
通常運転なんかの何倍もの経験と思考力をもつ。

彼らにはそれが出来るだけの熱量と行動力がある。
だからこそ、その可能性を『自分自身』が育てていって欲しい



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