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第1話 「きみ、可愛いねぇ!」 スマホを開きながら信号待ちをしていた、ゆるふわウ…
第2話 もちろん、いつもこんな風に上手くいくわけじゃない。 でも、失敗はあんま…
第3話 「あの……すみません」 温かい季節になってきた。重いコートを脱いだ女の子…
第4話 「それで、どこへ行くの?」 駅の路線図をじっと見上げている彼女の横顔を盗…
第5話 乗り換えを経て降り立った私鉄の駅は、名前すら聞いたことがないところだった…
第6話 家に入ると、ちはるはまず茶の間の大きな仏壇の前に座り、線香をあげた。 「…
第7話 沙都子さんの家を出たのは夕方になる前だった。向かう時に通った果樹園の隣の道を、今度は逆にたどる。 振り返ると、門の前に佇む沙都子さんが手を振っているのが見えた。ちはると共に手を振り返す。 「ありがとうございました」 駅までの道を半分くらい歩いた時、ちはるがそう言って立ち止まった。 「おかげで助かりました。わたしの無理なお願いを聞いて下さって、本当にありがとうございます」 深々と頭を下げる。俺は手を振った。 「いや、お礼を言いたいのはこっちだよ。す
第8話 墓石に水をかけ、花を添えると、ちはるはお墓の前にしゃがみ、両手を合わせて…
第9話 「本当に助かりました」 墓地を出てバス停に向かいながら、ちはるがぽつりと…
第10話 「きみたち、可愛いねぇー!」 二人組みの女の子は驚いて目を合わせ、弾か…
『逆ナンのすゝめ』を読んでいただき、ありがとうございました。 お読みくださった方、スキを…