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「好き」のわかり方

好きな人と会えない今月は「神無月」

神さまがいないみたいにしゅんとしちゃう。

だんだんと離れてうすれていく。

電話の声が途切れて聴こえなくなるように。

まったく聴こえなくなって静寂だけが続くみたいに。

ほとんど意識の中に彼がいなくなってしまった。

会えないことはつらくも悲しくもなくなって

あざが消えるようにうすれていった。


そんなときに珍しく夕方にラインがきた。

わたしがその前に質問したことの答えは
そこには書いてなくて

「次に会ったときに教えてあげる」って。

その文字を見たら勝手に涙が溢れてきてしまって。

また熱々のアイロンに触れたような

じゅっと火傷してしまったような感じで

ぼろぼろと目が真っ赤になるくらい涙が出てきた。

台所で料理してたのに…笑

隠れてこっそり泣いた。

「次に会う」っていう未来の響きの言葉と

大切なことだから会ったときに伝えてくれるっていう気持ちが

またとてつもなく心に響いて泣ける。。。

わたしもほんとうは会って聞きたいことだったから。

涙って出そうと思って出るものじゃない。

自然と溢れてきてしまう。

「好き」も同じ。

というか、涙が出るから「好き」ってわかるんだ。

「神無月」はしゅんとしちゃうけれど

「霜月」また会えるかな。

楽しみが先にあるって少し生きる糧になるね。

わたしはわたしの日々をもっと輝かせられるように

それまで生きよ、って思える。

自分のためと、人のために。

できることしてまた生きる。

恋ってこうだからいいよ。

わたしの生きる気持ちが湧くもん。


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