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愛の賛歌
愛の賛歌と言われるこの歌は1949年に、ピアフ自身の作詞により作られ、飛行機事故で突然の別れに合った恋人のために歌われたと言われています。 あまりにも世に知られたこの歌を訳したのは、ピアフの気持を思ってのことです。大切な人を亡くして立ち尽くす彼女の思いは、世に残るほど美しく、また、涙に充ちてはいるけれど、強く生きて行く姿を見せてくれます。 海の前で手を広げ、思い切り歌ってみたい。そんな曲ではありませんか。 ★ ★ ★ Hymne à l'amour 愛の賛歌(愛をたたえる歌) 訳 ai Le ciel bleu sur nous peut s’effondrer 頭上に広がるこの青い空も Et la terre peut bien s’écrouler 大地でさえも、何れは、崩れ去るかも知れません Peu m’importe si tu m’aimes でも、あなたが私を愛してくれたら、どうでも良い事よ Je me fous du monde entier 世間の事など、私にはおかしな事だわ Tant que l’amour inond’ra mes matins 毎朝が愛で溢れ Tant que mon corps frémira sous tes mains 私の体が震え、あなたの手に包まれている限り Peu m’importent les problèmes 難しい事なんか何にも無いわ Mon amour, puisque tu m’aimes 恋人よ、あなたが愛してさえくれれば J’irais jusqu’au bout du monde 世界の果てまで行くわ Je me ferais teindre en blonde 髪もブロンドにする Si tu me le demandais あなたが、そうしろと言うのなら J’irais décrocher la lune お月さまを、取り外し J’irais voler la fortune 運命も盗んでくる Si tu me le demandais あなたが、そうしろと言うのなら Je renierais ma patrie 祖国を捨てていい Je renierais mes amis 友達さえも Si tu me le demandais あなたが、そうしろと言うのなら On peut bien rire de moi, 世間は私の事、笑うかも知れないけど Je ferais n’importe quoi どんなことだってするわ Si tu me le demandais あなたが、そうしろと言うのなら Si un jour la vie t’arrache à moi でもある日、私から人生があなたを奪い去ったとして Si tu meurs, que tu sois loin de moi もしも、あなたと遠く隔てられたとしても Peu m’importe, si tu m’aimes それでも、あなたが愛してくれたら、何でも無いのよ Car moi je mourrai aussi なぜって、私も同じように死んで行けば Nous aurons pour nous l’éternité 私たちは、永遠を受け取るのだから Dans le bleu de toute l’immensité 限りない紺碧のもとで Dans le ciel, plus de problèmes この空の内に、難しい事なんかない Mon amour, crois-tu qu’on s’aime ? 恋人よ、あなたは愛し合うことを信じますか? … Dieu réunit ceux qui s’aiment ! 神は愛し合う者たちを、また一緒にしてくれるのよ!