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果て感が堪らなくいい大好きなあの場所へ行く
尊敬する友人に言われたんだ。
『やめなよ、そんな考え方。惨めだよ』
こんな事を言ってくれる友人が大好きだ
そうなんだ、こんな考え方良くないよね。
でも、それが真実でもあって。
ひとつだけ真実を話さなかった。
話さなかっただけで、嘘をついたわけではない。
ううん、あえて話さなかったのは嘘をついたのと同じことだと思う。
でも、全てを話すと返答に困ると思ったから小さな嘘をついてしまった。
そう、だから本当に惨めなんだ。
そう思うと消えたくなる。
違うよ…
これが因果応報なんだろうな。
もう一度、やり直させてくれないかな。
もう誰も傷つけないから。
独りになりたいんだ、あの場所で。
どこよりも好きな、あの場所で
もう独りでは絶対に行けないだろうと思っていた。
春にヤケクソで行ってみたら、寧ろ独りになりたい時に来る場所だと感じた。
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あの時はとてつもなく、しんどかったけど
あれからずっと、また来たいと思っていた。
果て感が堪らなくいい。
来る度に違う顔を見せてくれるところも堪らなくいい。
全部忘れたいはずが、ここに来ると全部思い出してしまうのに。
それでも何故だろう、ずっとここに居たい。
今日はいつもと違って野鳥たちが少ない。
代わりにこれもなのですか?
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独りになりたいから、ここに来たんだよ。
自分は余程、気づかずに他人を傷つけてきたのかな。
惨めな自分を受け入れるなら、それもあり。
にしてもさ。
神様のいたずら。
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夕陽が沈んだら、海に闇にのまれてしまう自分を想像してみる。
それもいいかもしれないな。
生きづらくても、生きて行くしかないんだろうな。
![](https://assets.st-note.com/img/1700775581786-D7PbOMZxPI.jpg?width=1200)
この果て感が堪らなくいい。
この場所が自然の変化を受け入れながらも、この先ずっと、このままでありますように。
どうか、あの町のようになりませんように。
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