こんなはずではなかった、、、どしゃぶりツーリング

昨日元気に出かけたタンデムツーリングだったが、、、

帰りの今日は、えらいこっちゃの結果となった。

そう、とんだどしゃぶりツーリングになったのだ（ちなみにこんなに雨の中を走ったのは、私は初めての経験）。

数日前から、天気予報とにらめっこして、夫が決めたツーリング日程。

帰りの今日は、「少しは雨が降るかもしれないが、早めに帰ってくれば大丈夫だろう」という予測のもと実行された。

なのに、こんな結果となろうとは、、、

今日は富山で朝から、新湊大橋というのを見物し（とても美しい曲線の橋だった。曲線フェチの私も一押し！）、近くの、きときと市場で大量にお土産を購入した後、早めの帰路に就いた。

途中、三方五湖のサービスエリアで休憩した後、「ここから先はちょっと降られるかも」と夫。レインウエアを持ってきていたので、着た方がいいか聞くと、今の上衣は撥水加工があるし、そんなには降らないだろうから大丈夫だろうと言われ、そのまま出発した。

そう最初はポツポツだったのだ。

それが、、、夫の予測に反し、だんだんと本降りに。

アレレ？と思ってるうちに、なかなかの雨の中を走行して帰ってくることになってしまった。

「あれだけ時間かけて調べといて、お前は何してんねん！！！」なんて、怒れるはずもない。だって天気は自然現象なのだから。そこは私も受け入れている。

ただ、、、私は、あまりの辛さに途中、極力しゃべらずただ耐えるという省エネモードに入った。

驚いたのは夫だ。いつもは何かにつけあんなに文句垂れなのに、「あれ、予想と違うな。雨やめへんな。あいさん、元気か？」と全くへこたれる様子はない。

昨日書いた通り、やはりバイクに関しては忍耐強い。最後まで、何かと明るく励ましてくれた（だからといって私は元気にならないのだが）。

そして、約2時間をノンストップで走り抜け（こんなに濡れたら休憩するほうが辛い）、ようやく自宅に辿りついた。

すっかり雨で体が冷えたので、すぐにお風呂を沸かして入る。途中から、温かいお風呂のシーンをシュミレーションして私は何とか自分を保っていた。

じーんと芯から温まって、気持ちいー！！

その後夫もお風呂に入り、お土産の鱒ずしをおつまみに、ビールで乾杯となった。

私たちの不思議なところは、その頃には、

いや～雨のツーリング、めっちゃ楽しかったね～

と、二人してなっていることだ。

もともと、修行のような長時間ツーリングばっかりしてきた私たちは、やっぱり変態なのだと思う。

そういうところが合うから、共通の趣味としてツーリングが成立していることを実感した。お互いのM度を今回も確かめ合ったようなかたちだ。なんやそれは（笑）

ということで、『こんなはずではなかった、どしゃぶりツーリング』も、すでに、いい思い出になったねと、平和な終焉を迎えたのであった。

めでたし、めでたし。

ところで、、、

この雨のツーリング。途中から、何となく、私の禊なんじゃないかしら？という気がしていた。もろもろあった仕事をやめた直後でもあり、これまでのことは全部水に流して、新しい道を行くんだぞと天からのメッセージなんじゃないかななんて。付き合わされた夫は気の毒だが（笑）

真偽は神のみぞ知るだが、なんでも良いようにとって、まぁ前に進めたらいいんじゃないかな～。いや、前に進むぞーという今なのである。