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「しばらくLINEするのやめるね」

「しばらくLINEするのやめるね。楽しく生きて」

そう送ったのは2、3時間前。

自分の気持ちを伝えたいから会いたいととりあえず会う約束をこじつけて、あなたのバイトが終わる頃に送った

「お疲れ様」

が、あなたが読んだ最後のメッセージ。

それからは未読が昨日のことになり、一昨日のことになるように読んでいない。

「悲観的な別れじゃないからさ。会いたい時は会ってもいいし、LINEもするし、電話したかったら言ってね。」

私のことを仲のいい友達にした彼は私の気持ちもつゆ知らず、それがどれだけ私を苦しめるかも知らずそう言って別れの言葉とした。

結局、都合のいい時にしかLINEは帰ってこない。
期待した自分が馬鹿だったなと思う。

きっと私のことは本当に「お友達」にしてしまって、荷が降りた自分の人生を謳歌しているに違いない。
だから私が復縁を迫ろうとも、もう気持ちが私になければ私は晴れて片思いの身である。

でも良く考えてみよう。
貴方は私が貴方のことを好きだと知っていながら、私を無理やりお友達にしたわけだ。私はパニくって自分のいいたいことは言えず結局そのお友達論を鵜呑みにしてしまった。
まだ何も伝えられてないのに。

そうして私は未読のままのLINEに
「しばらくLINEしないね」と送り、遂にお揃いのリングを外した。
「楽しく生きて」はおまけ。


私も好きなのか好きじゃないのか分からなくなってきたよ。


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