APIリクエストによるChatGPT4活用(セキュリティが厳しい企業向け)
■セキュリティ対策で、最もハードルが高いAPIリクエスト
前回記事で、企業でChatGPT4を活用する場合は、3つのセキュリティ対策が必要とシェアしました。
その中での最も大きなハードルが、APIリクエストでした。
■なぜ3つのセキュリティ対策が必要か?
①個人名のマスク
個人名や他の個人情報をマスクすることで、個人を特定できる情報が外部に漏れるリスクを軽減します。
これは、個人情報保護法やGDPRなどの法律・規制に準拠するために重要な対策です。
②オプトアウト設定
オプトアウト設定を利用することで、ユーザーが特定のトピックや情報についてChatGPTとの対話を制限できます。
これをしない場合は、入力情報が、ChatGPT4のアウトプットに活用されるリスクがあります。
これにより、企業はユーザーのニーズや適用範囲に応じて、安全で適切な会話環境を提供することができます。
※まもなく、ChatGPT Bisinessがリリース予定なので、ここは解決される見込
③APIリクエスト
APIリクエストを使用する際には、通信の暗号化や認証・認可の実施など、セキュリティ対策が重要です。
これにより、不正アクセスやデータ漏洩のリスクを低減することができます。
■APIリクエストの方法 ①pythonでコード入力
ChatGPT4に聞きながら、根気強くやれば、初心者の私でも、pythonコードを書く事はできた!
■pythonができる方は、この方法でOK!
■だが、日本の営業パーソンでpythonができる人は少ないため、他の方法を模索する!
■APIリクエストの方法 ②Google Colabでコード入力
■この方法なら、pythonがない人でも、簡単に要約が可能!
■具体的手順
①要約したい文章を用意する
今回は、商談を文字起こししてくれるaileadを活用
詳細は以下記事
②要約したい文章の個人名や固有名詞をマスクする
例えば、「山田太郎」を「顧客A」のように置き換えます。
これは、ワードで、「すべて置換」すれば解決します。
③要約したい文章を英語翻訳する
要約できる文章数を増やすため
詳細は以下記事
④Google Colabで、コードを実行(プレイボタン)
⑤API KEYファイルを選択して、アップロード
・API KEYの発行方法は、ChatGPT4に聞けば、すぐ教えてくれる!
・はじめに発行されるOPEN APIは、ChatGPT3.5のため、別途申請が必要で少し時間がかかる!
④要約したい文章を選択して、アップロード
■要約された文章はこちら
※構成も指定した結果、簡潔でわかりやすい文章になった!
■商談の出席者
顧客A、営業B
■事業内容
倉庫業務を展開している企業。
■営業体制
5名体制で、10月に新しい営業担当者を採用する予定。
■問い合わせ背景と課題の詳細
新しい倉庫がオープンするにあたり、営業を強化するためのサポートが必要。
■現状
エクセルで営業情報を管理しているが、情報共有がうまくできていない
リードタイムが2~3ヶ月かかる。
■目標
7月1日までに情報共有しながら営業ができる状態にする。
■課題
営業体制の構築と新しい営業担当者の採用。
■競合
特に言及なし。
■コンペリングイベント
9月に新しい倉庫がオープン予定。
■顧客の意思決定プロセス
部門長と社長が決定に関与。
■最終決裁者
社長。
■予算
■導入決定基準
サービスの品質が良ければ、特に競合他社との比較は行わない。
■懸念事項
■ネクストアクション
部門長と社長との会議を設定し、決定を得る。
■備考
■結論
企業のセキュリティ対策の厳しさから、今後3パターンの企業が出てくると推測される
パターン1「セキュリティレベル 中」
個人名のマスクと、オプトアウト設定(今後,ChatGPT Bisiness)で、ChatGPT4活用のOKが出る企業
パターン2「セキュリティレベル 高」
個人名のマスクと、オプトアウト設定(今後,ChatGPT Bisiness)に加えて、APIリクエストが必要な企業
パターン3「知識不足でなんとなく活用しない」
なんとなくよく分からないからという保守系企業
この記事を読んだ方には、パターン3にならないように、うまく企業への利用促進を広めていってほしい!
■最後に
コードの共有をしておきます。
※もし、エラーが出た場合は、ChatGPT4に以下のように聞いて、コードを修正していくのがおすすめです!
「以下のメッセージが出るから、修正して、全コードを教えて」
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