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手放すがなんだ。

会社を辞めてもうすぐ1ヶ月。
約1年の休職の結末。
この会社に15年勤めてきて、そこに戻ることは私にとって「当たり前」。
だけど、大きなネームバリュー、向上心が拗れた嫉妬などのしがらみ、男性優位の社会…
その全てを、手放しました。そう、思い切って。

3月の東北の冷えた空気の中にももう、すぐそこまで桜前線が近づいており、一気に景色が色づくのが目前になった今、開花の前の桜の蕾のように私は未来への期待で胸が膨らんでいます。

・4月からは大学院で自分の学びたいことを学べる喜び
・業務委託契約を交わして、社会の中でまた仕事をできること
・自分のコミュニティを作って仲間と切磋琢磨する未来への期待
・所属していたコミュニティで仲間と絆を深めて卒業できることへの充実感
・外とのつながりがたくさん生まれたこと
・応援してくれる旦那さんがいつもそばにいること
・辞めても応援してくれる会社の友人たちがいること

15年分とも言っていいような幸福の全てを、私は会社を手放したことで得られました。(自分でもこうなることは微塵も予測していなかったです。)

こうなったのも、自分のままで生きることに対し「許す」ことができたからだと振り返っています。
私の尊敬する方が「仕事をすることは生きること」だと話していて、その言葉を飲み込む時、この解釈においては初めて「生きること」を知ったように思います。
生きているようで自分を殺していました。
薄々わかっていたけどあの環境の中で必死で生きる術を見つけようともがき苦しんでいました。

こんなふうに苦しくなったのも、自分の本当の気持ちに蓋をして頭をフル回転させ日常を転がすことが正しいことだと思っていたからに他ならないと思っています。
愚痴や不満や怒りや嫉妬や出てくる感情はあるのに、ちゃんと見つめず、
自分を置き去りにする癖って皆さんは経験ないですか?

頭で考えるのも自分けど、頭だけが自分じゃない。
心も体も全部自分。
「全わたし」が活きて生きる方法を見つけることがすごく尊いことなんだと思います。

そのための試行錯誤ならたくさんしてもいいと思う。
そう、手放してもいい。
この選択肢があることに気づかず生きるのはすごくもったいないと今は思います。

「全わたし」にとって大事なことを見つけるために、
セルフブランディングはすごく良かった。
自分を深掘ることを日頃していない方にはなかなか大変な作業だけど、ぜひやってみてほしいと思うのです。
私もとても時間がかかりましたし、終わったとも言えません。
だから、ブランディングデザインを生業としていきたいと思うのかもしれません。

生きるために北極星を見つけることができたことは人生においてとても幸福だと思います。
もし、まだ手放せずにいるのなら、一度自分を深掘りしてみてほしいと思うのです。

どんなに恥ずかしい過去でも、どんなに魅力的じゃないと思っていても、
そこを掘り下げれば自分だけの北極星が見つかるはず…。

そして「手放すがなんだ」、という気づきを得てほしいのです。

突然アウトプットしたくなった故の初めてのnoteでしたが、誰かが少しでも手放すことへの不安が薄くなれば幸いです。





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