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アグリテック、フードテック分野への日本の関心が低い要因とは?

──日本ではアグリテック、フードテック分野への投資額は、世界のトップ20にも入っておらず、他国に比べて少ないのが現状です。

そうですね。その要因は2つあると思っています。

1点目は、食料自給への課題意識の低さです。今回のパンデミックは、特にシンガポールのような、生鮮食料品の輸入に依存している国々に大きな衝撃を与えました。サプライチェーンが寸断されるような事態が発生すれば、その国々はたちまち破綻してしまうからです。その点日本では、輸入食品の依存度が比較的高いものの、シンガポールほどの緊急性を感じなかったのではないでしょうか。

2点目は、日本国内でのスタートアップの立ち位置です。アメリカのように新しいスタートアップに投資をするという文化は、日本にはまだまだまだ根付いていません。

SIJと、シンガポールのベンチャーキャピタルAgFunder Asia Pte Ltd.はアグリテック及びフードテックに投資するインパクトファンド「AgFunder SIJ Impact Fund」を今年3月18日付けでファーストクローズいたしました。明治ホールディングス株式会社とアサヒグループホールディングス株式会社により総額10百万ドルの出資を受け、持続可能な食糧システムを実現する可能性を持つ優れたスタートアップをグローバルに発掘・投資活動を行なっています。

https://sdgimpactjapan.com/jp/20210604_agfunder_eventreport/

現在の投資企業

Yeap Proteins(イスラエル):機能性成分、増量成分、または濃縮タンパク質粉末として使用できる、工業用副流から作られた完全な酵母ベースのタンパク質源。

Mycotech Lab(インドネシア):動物を含まない皮革や、トウモロコシやオイルパームなどの農業廃棄物の流れからの建築材料などのミセリウムベースの商品の設計と製造。

その他選ばれた企業リスト

今後研究したい内容なのでメモ程度に記載しております!
環境にも健康にも関わってくる分野なので、興味をそそるような記事を今後も展開できればと思います。

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