観念:独り歩きの性
男性、女性、性欲、恋愛、わたしにはわりと観念ががっちりはいっている。
性器を見せられる①
この話はそれこそどうでもよい話なので誰にもしたことがない。
私にはとても仲の良い男の子の幼馴染がいた。
父の親友の息子で、ずっと仲良くしていた。
ある日、お家で遊んでいたら2階行こうと言われ、2人きりになった。
「ねぇねぇまなちゃん見て」
と言われ、パンツを目の前で脱がれ、見させられた。
意味がわからず、ポカーーーーんという感じであった。
あのときはなんて返事をしたんだろう?
これが5歳のはなしである。お互いに5歳。
多分、面白がって、なのかもしれない。
う~ん、当時の自分的にも面白くはなかった。
その幼馴染とは私が引っ越しをしたため会うことはなくなったが、現在は男性が好きなのだという。
そうだ、書いていて思い出したけど、弟のアトピーがひどく、山梨県の温泉によく湯治に通った。
母が仕事でいけない日は父と3人で行かなければいかない。
たぶん小学校低学年までは、父とともに男湯に入らざるを得なかった。それも嫌だった。なんとなく。
父とはいるのは嫌ではなかった。
父とは家のお風呂も一緒にはいってた。
弟は高校生まで薬を全身に塗るために全裸で風呂からでてきて、寝っ転がっているわたしの上に跨ってプラプラさせて遊んでいた。
それは嫌ではなかった。やめろーって感じで。
家族だからかな?
男の子になりたかった
小学生の頃は、男の子になりたかった。
※心の性とかの話ではない。
女の子としゃべるより、男の子といた方が楽しい。
女の子の群れるところが好きじゃなかった。
でも1人は嫌で、少年団でもちゃんと女の子グループにはいった。
いまでも覚えているのが、集団の中の1人の子を気に入らないと皆が言い出して、陰口をたたいていた。
「後ろからみたらスタイル良くて美人なのに~」
その子が気づかずふりかえる。
「前から見たらあらざんね~んブス」
ひどいこと言うなと思ったけど、嫌われたくないから笑っておいた。
小5のとき。
🌸
男の子と追いかけっこしたり、エアガン遊びをしたり、プロ野球の話をするのが大好きだった。
小6になって、男の子とおしゃべりすると、媚びているだの、あいつに気があるのかなど言ってくる女の子が現れた。
友達だと思って話していた男の子に告白されたり。
男と女の違いのようなものが顕著になってくる。
性器を見せられる②
中学にはいり、私も女という感じに成長し、しっかり恋愛対象が異性となった。
いや、小学生のころから男の子が好きだったけど、仲良くするのも完全に女の子になった。
男の子と仲良くするという選択肢がなくなったというか。
中2か中3のある日、部活で外周を走っていた。
その日は例のギャル2人と私という3人しかいなかった。
他の部活も活動していなくて、学校は閑散としていた。
白い車が学校の周りをぐるぐる走っていた。
ギャルたちと、なんかあの車怪しくね?と話していたら、次の周、曲がり角を曲がったところで見せつけるように放尿していた。車を停めて。うーん30代か40代くらいの男の人かなぁ。
すぐそこにコンビニあるのになんでこんなとこでするんだろう?????と私は呑気に疑問に思ったが、ギャルたちが大騒ぎした。
ぎゃーーーーーー!!!ち〇こ見せてきた!!!!!!!!
で、ギャルたちが、これは先生に報告するべきだ!
と言って報告しに行った。
このときも私はポカーンという感じだった。
本当に見せてきたのかなぁ?ただおしっこしたかったんじゃないのかな?
と。でもまぁ今思うと、何周も下見してたし、見せてきたんだろうな。
脚をマッサージされる
中学の部活では、コーチが40代の独身男性、30代の独身男性、20代の独身男性、男の顧問(権力なし)の4人が大人としていた。
部活では短パンが指定されていた。
高校なんて絶対スコートじゃなきゃダメだという決まりがあったけど、あれ今思うとおじさん顧問のただの好みだろ、ズボンのほうが動きやすいし。あんな短いの履かせやがって。
話を戻すと中2のとき、私は練習中に脚をつってしまった。
で、コーチ(40)が駆け寄ってきて、そこのベンチに寝っ転がれと。
で、マッサージをしてくれた。太ももぎりぎりのところまで。
私は純粋な心の持ち主なので、マッサージを快諾して受けた。
そしたらそれを見たギャルが黙っていなかった。
練習後に駆け寄ってきて、
「ちょっと!ダメだよそんなことさせちゃ!気をつけなほんとに!」
と。彼女は三姉妹の末っ子だったから、家族に言われていたのかもしれないが、、。
私はまず性的対象として見られる可能性があるということが頭に1㎜もなかったから、またポカーーーーンであった。
だって、いい歳のおじさんだよ?????
家でそういう話をされたことはなかった。気をつけなさいとか。
結局、そのコーチは私が高校生になったときに、友達の高校生と付き合っていたから、まぁそういうことだったのか、とギャルの言ったことは正しかったんだと思った。
恋愛の先に性がある
性的同意年齢?のはなしになると、判断能力の有無が問われる。
結局のところ、18歳以下であっても同級生でもそういうことをする年齢、ではあると思う。
が、自分の経験上では18歳くらいまでは確かに判断能力はないと思う。
私の中では、性は、恋愛の先にあるものであり、独立した事象ではないのだ。
性のみが独り歩きすることは私の中では絶対にない。
だから性のみが単独で存在しているとびっくりしてしまう。
女性は多いのかもしれないけど、主語をでかくするのは嫌だから、私はにしておく。
全然知らない異性に声をかけられるのは、全然嬉しくないしむしろ恐怖である。
大学生のときは、横浜駅を1人で歩くと「すみません、いまからホテル行きませんか?」と隣を並走してくる男の人に何度も遭遇した。
イケメンなら行くくせにという人もいそうだが、全くそんなことはない。顔やルックス年齢に関係なく恐怖である。
若い&穴があれば誰にでも言う言葉であり、もう言われないのはわかっている(笑)
性欲も正直あまりない。
男女差、女のなかでの差、個体差、様々あると思うけれど。
なので、全くの他人と恋愛なしで性に発展するなど、私の中ではあり得ない事象として観測してしまうのだ。
これは綺麗な認識ともいえるが、観念ともいえると思う。
父が浮気したときは「恋愛が先でない独り歩きした性の存在」に戸惑ったのかもしれない。
とりあえずおわり!