私の介護メモ #40
私の介護生活もトータル5年になろうとしている。
いろんな介護をしている方もいるだろう。
苦労も辛さも人それぞれだ。
それでも私は私の泣き言を言うし、それでいいんだと思う。
そして、美化をする気がない。
嫌で嫌でしょうがなくて、そこからいつでもスタコラサッサと逃げ出したい。
気がつけば母が救急車で運ばれて一時危篤状態に陥った時から
2ヶ月経っている!!
何というか、私の中では、その間の時間がワープしている。
記憶が曖昧で抜け落ちている。
6月の最初に介護度が区分変更され、要介護度2から3に変更になった。
ゴールデンウイーク辺りからもがいてもがいて、なんとか今に辿り着いた感じ。
で、そろそろその介護度の変更(区分変更)で、申し込んでいた特別養護老人ホームへの待機順位が、
なにか変化出ているかもと思い、
問い合わせてみた。
すると、ある特老では、待機順位200番台だったのが、20番台に変化していていた!!!
凄い!
やっぱり要介護度が重要だったのだ!!
区分変更の申請中に歩行器から車椅子に変わり、トイレもパンツ型オムツでないと無理になってしまった母。
身体状態がどんどん変化しているし、認知症もどんどん進んでいるのを体感している。
全部の結果を聞けなかったのだが、どうやら、特老施設への入所の検討がそれぞれ始まるところまで待機順位が上がった。
なんか、泣ける。
特老を提案されて、気がつけば1年になろうとしている。
声を大にして言おう!
介護度大事!!
介護度で本当に左右される。
介護度3からが勝負!
そこから本番。
でも、これを経験して思う。
辛いわ。
辛すぎる。
こんなに苦戦しても、そこにたどり着くまでに、本当に苦戦する。
思い返しただけでも、泣ける。
一つの特老施設の方から、
「もう、何年も待たなくても大丈夫な順位になりました」と言われて、ほっと胸をなでおろした。
先週の母の通院外出中の、母の粗相始末に汗だくで苦戦したことも、もうちょっとかな。
こんなに泣きそうなことも。
先週の母の通院付き添いに帰ってきて、母の部屋を掃除しながら、洗濯が終わるの待っていたら
母から唐突に
「あんた、早く家に帰ろうと思ってる!」と大声を上げる。
そりゃこっちから話しかけても、
会話が成立しないし、掃除中に寝ちゃうし、ベッドメイキングをやり直せと言わんばかりに、敷きパッドの端をマットレスに押し込んでみせたり、
何というか、これ見よがしな態度をしてみせ、女性特有の、
男性の目を惹くような態度を私にしてみせる母に、
正直うんざりしている。
私の一番苦手な、女子女子した態度を女の、実の娘の私にするのは、ほんと嫌悪感がする。
一生懸命その嫌悪感を心に押し込め、おざなりになりそうな掃除や態度を、必死にテンション上げて、態度が冷たくならないように、気持ちを保つのが、必死だ。
ここ1、2週間、介護疲れで親を殺してしまったニュースを聞き、
心の中で「何だかなぁ」と涙ぐみながら思ってしまう。
そこまで疲弊しないように、
疲れ切ってしまわないように、
大事な家庭も守りつつ、
頑張れ私!
ほら、あともう少しだよ。
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