『勇気をもって自分は自分であること』今日も豊かに素敵な一日を!日めくり五術2020年2月17日
丙申(ひのえ さる)
おはようございます!
今日は丙申(ひのえ さる)の日で、上は火、下は金のエレメント。
今日は今月の庚寅(かのえ とら)の、十二支『寅』と、今日の『申』が
ぶつかり合う関係になっており、月破(げっぱ)という
大切なことを始めるにはあまり適切ではない日で
あわてて進むな、という日でもあります。
以前月破の時の大切な過ごし方について、昨年の日めくりに書きましたので
よろしければ参考ににしてみてください。
そして今日という日のエネルギーは
自分の周りから困難を断ち切り、自分自身が何者かを掘り下げよ
あなたは、あなた以外にはなれない
という日です。
今日の天からのアドバイスは、違和感を感じていることや
困難に思っていることを、あっさり捨てよ、ということです。
できないことを、できるようになるために
一生懸命やる時間も、もちろん時には大切な時もあります。
でも、時代の大きな変化の時には、また違う大切なことがあります。
それは、今持っている資源を最大限に活かせ、ということです。
江戸時代に、保科正之(ほしなまさゆき)という、素晴らしいリーダーがありました。
この人は、徳川家忠の子でしたが、母親の身分が低く、隠されて育てられた人でしたが、大変優秀で、兄の徳川家光を助け、その子徳川家綱の補佐役として大活躍した人です。
この保科正之が、会津藩の礎を築き、当時日本一の安定した政治を会津で行った人でもあります。
そして、この人は、戦国の世から続く、古い制度を一掃したことでも有名です。
この保科正之公の遺言のような、会津家訓十五箇条が、今でも会津、つまり福島には生きていて『あいづっこ宣言』として残っています。
やってはならぬ、やらねばならぬ
ならぬことは、ならぬものです
という、結びの言葉がとても有名ですね。
この保科正之公の教えに、非常に従順に人々が従ったので、幕末では、徳川を存続させるために、会津は最後まで戦いました。
それは美談として受け継がれる話ではありますが…
ちょっと待ってください。
保科正之公が、言いたかったのは、本当にそういうことだったのか、とも思うのです。
前時代的な制度を一掃し、民のための政治をしたのは、その前の戦国の時代から、江戸の平和な時代への転換点だったからです。
もしこの人が、幕末の世にいたら、全然違うことを、民に伝えていたのではないか。
より良い次の時代への転換のために、尽くしたのではないか。
でも、その人の思考体系や、時代背景とはもう離れたところで、言葉はそのまま残りますので、偉大な功績と共に、長きにわたって、その言葉に従ってしまう。
それがどんなに困難な、時代とは逆行している選択だとしても。
この『あいづっ子宣言』を糾弾しているわけでは全くありません。
(ちなみに、第三のがまんをします、以外は、素晴らしいと思います。またきっと、この『がまんをします』も、ある時代には生き残るために必要なことだったのだと思います)
当たり前だと思ってきた事は、時代の転換点ではあっさりと崩れ去ります。
でも、一段下に流れる、根本の、変わらないものもあります。
それは自分の頭で考えることであり
誰がどういっていたから、とか、みんなこうしているから、とか
こういう決まりだから、ではなく
勇気を出して、自分は自分であることです。
その中で、違和感や、無理をすること、というのは、自分自身の警鐘であるとともに、このままではまずいぞ、という、時代の警鐘であることも多いので、それに耳を傾けること。
今日は、これで良いのかな、自分は無理をしてはいないだろうかと、自分の奥深くに降りて行って対話するのによい日。
そして、よりよい軌道修正をする覚悟ができたら最高ですね。
時のエネルギーを味方に
今日も素晴らしい一日となりますように!
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