トラウマ
こんな時間まで、一睡もせず起きてたら
誰かが怒鳴る声が聞こえて思い出したことがある
母親と2人で暮らしてた時の中学三年間のこと
お酒に酔うといつも乱暴になる母を思い出した
何かの拍子に母が怒鳴り出して、
「死ね」「クズ」「ゴミ」
「あんたなんて産まなきゃ良かった」って言って
布団に潜り込んだ私の背中を蹴ること、
踏みつけること、私に向けて何かを投げること
酷い時には布団をめくって殴ること
私は泣きながらごめんなさいなんて
意味もわからないまま何かに対して謝って
それでも止まらなくて、
布団に籠ってイヤホンをつけて音楽かけて
泣いて、死にたい消えたい殺してくれって
思いながらいつの間にか寝落ちていたこと
朝にはケロッとした顔をしてる母親と、
目の腫れてる私
今日はビジュ悪いわーなんて誤魔化して笑って
何も無かった顔して家を出たこと、
朝の空気に深呼吸して泣きそうになってたこと
学校から帰りたくなくて、エレベーターを乗る前と、家に入る前に深呼吸してたこと。
私はその時と変わらずこんな暑い中布団を頭まで被ってイヤホンをつけてプレイリストを再生する
近ずいてくる祖父の足音に、祖父の出す音に
怯えながら泣いて、死にたいとここに書く
何も変わらない、何も変わってない
こんなにも臆病なのも、
人が怒る姿が怒鳴る声が出す音が極度に苦手なことも誰にも1度も言ったことがない
怖いことがあるとイヤホンをつけて塞いでしまうのも落ち着くまで息を殺すのも拭くことすら出来ない涙も全部変わらない
死にたい、消えたい、殺して欲しい
何に謝って、なんのために生きてるのか
分からない分からないのも変わらない
私は変われない
私は今後何年生きようとこの癖も恐怖も治らない
足の障害と同じように死ぬまで一生一緒
大丈夫じゃない、いつも通り死にたい
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