二十九、三十



いつかはきっと報われる
誰かがきっと見てる


いつか、いつか、認めてもらえる日が来る
誰かが、愛してくれる日が来る

いつも、誰かの、1番になれることは無かったし
いつか、誰かの、1番になることも無さそうだし

いつか、誰かが、ってそうやって這いつくばって
それでもその誰かはまだ現れてなくて
1番じゃなくてもいいって思ってたって、
愛されることすらなくて

生きてちゃ駄目な人間って私のような人のことだ


小さい頃から、誰かが無くなったニュースとか
誰か病気で苦しんでる人の取材とか
そういうのがテレビで流れる度言われてた


「こういう人が生きるべきなのにね

お前が死ねばよかったのに、

お前が変わりになればよかったのに」


そんなこと言う母親、クソみたいだけど、
今も、その当時も、どれだけそれが痛くても
その通りだと思ってたし、思ってる


愛されるべき人間と、愛されない人間


誰かに愛されないし、自分も自分で愛せない



来世に期待しよーなんて思ってたけど
今はもう来世なんて欲しくない


今世で終わりがいい、もうしんどい

生きてらんない生きたくない

このままだと、夜が深くなるから寝る

おやすみなさい

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