見出し画像

AIで「士業」の仕事は無くなるのか?たぶん無くならない理由は、、、

昨日のニュースで「中小企業診断士」という試験の沖縄会場での実施が台風の影響により取り止めとなったとのことでした。

しかも救済措置も無しとことでSNSで炎上していますが、さすがに試験に人生賭けている人たちのことを考えるとやるせ無い気持ちでいっぱいです。国も動き出したようなので、きっとなんらかの対応がとられる事を願います。

そんな人生を賭けて合格を手にする士業資格ですが近年受験者数が減少してきており、どの資格も存続を賭けた生き残り策を見出しているところです。士業登録者数は着実に増えていますが(笑)、、、

これら全ての資格はピーク時よりも受験者数は減少しており、司法試験や公認会計士試験は半分以下となっています。

もちろん減少理由には少子化の影響も大いにあります。1970年代の第二次ベビーブーム世代が200万人以上の出生者数だったのに対して、今の20代は半分の100万人、さらには今生まれた子供たちの世代は80万人を割っているのです。

それ以外に、士業をビジネスと捉えた時に、ビジネスモデルの衰退期に入っていると言えると思います。受験者数の減少はビジネスのライフサイクルを表す一つの指標と捉えることが出来ると思います。

実際にこの30年間、日本の企業が成長していないので、士業ニーズが無くなったというのは大きいと思いますが、、、

古い情報ですがオックスフォード大学と野村総合研究所の共同研究によると、20年後には日本の労働人口の約49%の仕事が、AI(人工知能)に代替可能と発表されています。最近のChatGPTの勢いを見てもあながち嘘では無さそうですね。

士業はAIに代替されるか?

きっと何度も繰り返されてきている話題でしょうが、士業の仕事の入り口には大抵「相談」業務があります。この部分の仕事はすでに変化し出していますね。しかもChatGPTの進出が凄いんです。

もちろん法律に守られる部分はありますので無くなることはないのでしょうが、「薄利少売」とでもいうのでしょうか。士業という一本足では食べていけない時代に突入してきているようです。

「武士は食わねど高楊枝」って言葉がある通り、公共性の高い士業は私欲をすてて正しい行いを貫くがゆえに、貧しく生活が質素で清貧で無ければならないのでしょうか。

絶対的商行為又は営業的商行為が定型的に否定されている士業はサムライなのか商人なのか、どちらの路線が正しい道なのでしょうか?

ちなみに私は士業は無くならないと思います。

なぜなら「士業」ってかっこいいじゃないですか。やっぱりいつの時代にも憧れの職業になっていると思いますよ(笑)

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?