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ご馳走サラダはいつも少しだけ私を大丈夫にする

少し前、家にいもうとが泊まりにきた時の話。
その晩は韓国チキンをUberしてジャンク祭りを催し面白おかしく過ごしたんだけど、さて翌日の朝、いもうとがおもむろに言う訳ですよ。

「野菜、食べたくない?」

そしてサーっと近所のドラッグストアでキューブチーズとナッツを買ってきて、家にある野菜をオリーブオイルと岩塩とであえて大皿にドカンとサラダを作ってくれたんだけど、これがまた美味しくて美味しくて。
普遍的な事実なのに、気がつくと忘れてしまう、野菜の美味しさ。

副菜のくせに(怒らないで)工程が多いし、生野菜だからすぐ食べ切らないとってイメージが強くて敬遠してたんだけど、いもうと曰く、多めにつくって翌日も食べるとのこと。
ナッツとかチーズがオイルに馴染んでいい感じになるんだってさ!
ふーん、美味しそうじゃん。

そこから我が家は2日に1度、夫と私の2食分のサラダをこしらえて、結局毎日サラダを食べてる。
旬の安く手に入る野菜と、キューブチーズとナッツ、ハーブとオリーブオイル、たまにごま油やナンプラーや海苔や蜂蜜やニンニクなんかも入れたりして、レシピも見ずにざっくばらんにつくっても、大体いつだって美味しい。

多少上手くいかないことがあっても、寝不足でも、生理でも、低気圧でも、イライラしても、泣いちゃっても、家にご馳走サラダがあるってだけで少しだけ大丈夫な心地になる。
野菜をたくさん食べてるんだぞ!ってだけで、いつもより自分を大切にできている気がする。

いもうとが教えてくれたご馳走ご自愛サラダ。
こういったお守りみたいな習慣を、これからはもっと大切にしたいんだよな。

#生活 #エッセイ #日常 #食生活


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