令和阿房列車論~その21 北海道鉄分補給の旅【前編】
はじめに
ついに自身の鉄分不足と北海道不足に我慢出来ず、2022年9月20日に旅立ちました。
旅のもくろみは以前から…いや、何年も前からありましたけれども、この時期に旅立ったのはやはり鉄道なんです。
1.キハ281系運用離脱
7月頃のメディア発表で現在特急「北斗」3往復に残るキハ281系が9月末で定期運用を離脱することが発表されました。
キハ281系は1994年に当時の「スーパー北斗」誕生でデビューしました。当時はディーゼルカーで例が少なかった振子式制御を採用し、表定速度日本一の座についたこともありました。
けれども、JR北海道の経営環境の悪化や度重なった事故で振子の使用を中止したり最高速度を下げたりしたことは周知のとおりです。
とりあえずWikipedia的な紹介はこれぐらいにして、現在の主力であるキハ261系に追われる形で離脱するのですが、私が初めてキハ281系に乗ったのは1994年の夏でした。
当時、缶ビールを飲んだことが災いして睡魔に襲われて振子の乗り心地を感じることなく終わったことが今でも悔やまれます。
で、そのリベンジでもあったわけです。
2.いざ、乗車
予定では今日は山線(函館本線)の普通列車に乗る予定でしたが、何か胸騒ぎがあったのか山線は翌日に回して、今日キハ281系の北斗5号に乗ることになりました。
するとどうでしょう!
復刻塗装の試作車が先頭にいるではありませんか!
天は我に見方してくれました。
その試作車に乗って札幌に向かいます。
3.鉄分補給
やはりキハ281系は私にとって大事な鉄分でした。
電車ばかりの首都圏では味わえないエンジン音は、私の身体を奮い立たせました。
また、窓に映る車窓もたくさん摂取しました。
…大沼公園と駒ヶ岳
…内浦湾の海
…本州では見られない広がる大地の数々
函館から札幌までの約4時間の移動は私のエネルギーを満たしてくれました。
鉄分でいっぱいになったあと食欲も湧きました。
~つづく
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