ミリグラム

 このnoteをつけはじめて一年が経ったらしい。

 通院を始めてから一年以上が経ったらしい。

 それなのに私は相変わらず、数ミリグラムの白い粒の中にしか拠り所がない。

 ままならない人生を送っている。

 最近病状のことをなにも書いていなかったので記録がわりに記す。

 8月終わり頃にかけていよいよもって不眠と頭痛が悪化したため休職を余儀無くされる。薬は炭酸リチウム×2、ロゼレム、ルネスタ、ミルタザピン×2。どれも強い薬ではないが、一回六錠。私のただひとつのよすが。けれど、情けなくもなる。掌に乗る錠剤を眺め見て、周りの人はこんなものを飲まなくても寝られるし、生きられるのに。どうして私は。

 9月いっぱい休職し、10月も休職の予定だ。正直、仕事を辞めようか悩んでいる。もうあの場所に居場所なんて無い。けれど、仕事を辞めると、私にはもう何もないのだ。私になにが出来るかも、何をやりたいのかも、何もない。10年後何していたいかと問われれば、生きていたくないとしか答えようがない。

 人生という道の先を見たときに、真っ暗闇しか見えない絶望感。今までは足元しか見ないよう必死で生きてきたけれど、世間はもうそんなこと許してくれない。世間や常識という怪物は、前を向けと私の頭を握りしめる。誰か助けてと叫んでも、もう誰も助けてくれない。

 ただただ苦しい。

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