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新美南吉が青春を過ごした街「愛知県安城市」のクラフトビール。DEN BEER(デンビール)

童話作家新美南吉が青春を過ごした街。
愛知県安城市。

新美南吉さんは、
結核により29歳という若さでこの世を去っておられますが
児童文学の定番でもある「ごんぎつね」の作者として有名です。

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新美南吉さんが生まれたとされる
愛知県の半田市には「新美南吉記念館」という施設があります。

たとい僕の肉体がほろびても君達少数の人が(いくら少数にしろ)
僕のことをながく憶えていて、美しいものを愛する心を育てて行ってくれるなら、僕は君達のその心にいつまでも生きているのです。
(昭18・2・9 教え子の佐薙好子に宛てた葉書)

こんな言葉も遺されております。





話しは変わり、
先日、こんなクラフトビールを発見しました。

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まず、安城市にクラフトビールがあることにびっくり。
地元というわけではありませんが、同じ愛知県。
購買意欲をくすぐられました。


そして、左上のきつねのイラスト。


良い感じの手書き感で、カワイイな、と思い
さらに購買意欲は高まり、
このビールがどのようなビールかを調べてみました。




まずこのきつねのイラストについて。

この「ごんビール」のデザインは、
安城特別支援学校の生徒作品によるものだそうです。
こういった地元ならではの取り組みって良いですね。


デザインモデルが「きつね」である所以は、
新美南吉さんが青春を過ごされた街 安城として
代表作である「ごんきつね」からきているそうです。

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3種6本入りのごんビールを購入しました。





つぎに、3種類あるデンビールを1本ずつ紹介していきます。

白のビール「ごんの正義」ヴァイツェン

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ビアスタイル:ヴァイツェン
3本の中では一番飲みやすいビールでした。
苦みはほとんどなく、程よい甘味を感じることができるビール。

赤のビール「ごんの愛情」アルトビア

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ビアスタイル:エール
クラフトビールというイメージにピッタリの味でした。
市販のビールとは比べものにならない「香り」と「美味しい苦み」


黒のビール「ごんの勇気」ボック

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ビアスタイル:ボック
さすがは黒ビール。「苦み」「甘味」がとても濃かったです。
とても濃い味わいでしたが、後味はスッキリとしていて美味しかったです。


3本のデンビールを飲んでみて、
今まで飲んできたクラフトビールとは明らかに違う点がありました。

ビールを口に運び、飲み込んだ時。
3本ともに、今まで味わったことの無いような
なんとも言えない味わいがありました。

おそらく、これが「生きた酵母」の味なんだと思います。



DEN BEERさんの商品説明に以下の内容がありました。

デンビールの特長の1つ。「非加熱・無濾過」

よくある一般的なビールですと、
長期保存が可能になるよう酵母を濾過してしまいますが、
デンビールは「非加熱・無濾過」なので、
生きた酵母をそのまま味わうことができます。

僕が感じた独特な味わい。
この美味しさはやはり「生きた酵母」の味で間違いなさそうですね。
本当に美味しかったです。




DEN BEER購入時、
おいしいクラフトビールができるまでの
製造工程の説明書きが同梱されていたので載せておきます。

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①麦芽粉砕
 麦芽を糖化、発酵しやすいように粉砕。

②糖化
 細かくなった麦芽をお湯に浸して甘い糖化液状態(もろみ)に。

③煮沸
 甘くなった麦汁を煮沸。ホップを加え苦みと香りを加える。

④ワールプール
 麦汁を旋回。たんぱく室やホップ粕を沈殿して取り除く。

⑤発酵・熟成
 麦汁に酵母を入れ発酵させる。
 糖分がアルコールと炭酸ガスになりビールの誕生。
 そこから更に熟成させます。


自分たちが手にした商品(デンビール)が
どのように造られているのか。
ざっくりでも分かることができるのは嬉しいですね。




色々な種類のビールを飲んでいますが、
久しぶりにとても美味しいビールに出会えました。
地元は違えど、同じ愛知県で造られているっていうのも
味のアクセントになったのかもしれませんが。

安城市のクラフトビール。
「DEN BEER(デンビール)」
また購入させて頂きます。


記事のトップ画像はこちらの動画から拝借致しました。
【ごんぎつね】新美南吉の童話朗読 動く絵本/日本の昔話
イラスト:ms-work 様。
著作権等、何か問題がございましたら、
直ぐに差し替えますのでお申し付けくださいませ。


お酒


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